自分の価値は自分では絶対にわからない

すばらしい自己実現の手段、出版。でも、いったい何を書いたらいいのでしょう。自分に本を書く価値があるとは思えない……その考え、本当に正しいですか? 伝わる力の威力がわかる出版事例をご紹介します。


「長所がないと本は出せない」という誤解

本にはテーマが必要です。テーマとは、「あなたがだれかに伝えたい」ことです。
「私は何の長所もないから本は出せない」と尻込みする方がたくさんいます。
また、「私は仕事しか取り柄がないけど、今の仕事が嫌でたまらない」という人もいます。
しかし、ちょっと待ってください。
あなたが、今の仕事に価値を感じていなくても読者は違うかもしれません。

クレーム処理がベストセラーに

『社長を出せ!』(川田茂雄 宝島社)という本が50万部売れました。作家は、消費者相談室の職員で、20年間お客さんからの苦情処理に追われていました。
ほとんどの大きな会社にはクレーム処理係がいます。そして、多くの係員は、毎日、お客さんに謝り続け、「自分の仕事には価値があるのか」わからなくなっています。
しかし、その内容を本にしたら、ものすごい価値があったのです。

価値を認めるのは自分より世の中

その価値をお金に換算することも可能です。
定価1300円の本が50万部売れ、印税を10%もらったら6500万円もの大金が入ってきます。
だれもが価値を持っています。
その価値は出版によって初めて世の中に認められるのです。

本が書けない人はひとりもいない

このように、私たちはだれもが主人公として自分の人生を生きています。
人生のテーマを持っていない人、本が書けない人はひとりもいないはずです。
本の著者というポジションは、業界でナンバーワンの人や、オンリーワンで成功している人たちが独占するものではありません。
ごく普通の中学生でも、平凡な看護婦さんでも、企画の切り口さえすばらしければ読者を感動させる本は書けるのです。

わくわくしながら宝探し

一番身近なテーマが、今、あなたが働いている職場にあったり、今やっている仕事だったりします。
あなたの中に埋もれている宝を探してください。
その宝は確実に存在します。
「宝がある!」と信じてください。
あとは、わくわくしながら掘り出すだけですよ。

【まとめ】

・あなた自身が価値を感じられなくても、読者を幸せにする可能性があるのです。
・仕事に価値があるのかわからなくても、本にしたら50万部のベストセラーに。
・本の著者というポジションは、特別な成功者だけの独占席ではありません。
・身近なテーマ、働いている職場や仕事が宝ものかもしれません。だれにでも本が書ける……何だかわくわくしてきませんか?

★ 参考図書『本を出したい人の教科書』
著者:吉田浩(よしだ・ひろし)

    
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