地域貢献を目指す! あるお寺が始めた「シェア駐車場」事業とは?

法正寺(住所:東京都新宿区岩戸町8、ご住職:久野真人さん)は都営大江戸線の牛込神楽坂すぐそばにある浄土宗のお寺です。

1603年に江戸城の田安門(たやすもん:九段坂から北の丸に入る門。)の近く創設され、その後、神楽坂に移転してきたそうです。
江戸時代は江戸城(現在の皇居)周辺にはたくさんのお寺が点在していましたが、時代流れとともにその大半が移転していきました。


移転した当初、この地には法正寺に隣接する寺院を合わせると4つの寺院がありましたが、今は2寺だけが残っています。お寺の周囲には住宅、商店がひしめき合っており、ご住職曰く都心のお寺は地方の大寺院と違い、住宅に隣接した地元の生活の中にある身近な寺院が一般的とのこと。

檀家の方も、もともと神楽坂周辺に住むご家族がほとんどでしたが、戦争により東京都内遠方や神奈川、千葉、埼玉、そしてさらに遠方へ移住されてしまった背景があり、法正寺がしっかりと先祖代々のお墓を守っておられます。

ご住職の久野真人さん(60歳)は、地元神楽坂の地で生まれ育ち、昭和54年に大学卒業後、修行を経てすぐにこの職に就かれて約40年お勤めされてきました。
 60年という歳月をこの地で過ごされきて、移り変わっていく景色と、檀家のご家族や近所との変わらぬ人付き合いをされてきました。

そして、法正寺とこの地域に住む方々との昔から変わらぬ関係づくりの一環として、最近はじめられたのが、お寺の遊休施設を利用した「シェア駐車場」です。

将来的にはお寺とその地域の人々と協力し、お寺の「シェア駐車場」を使って地域外貨を獲得することで、持続可能な小さな経済循環をもたらし地域活性化の一助も視野に入れておられます。

こういった展開のヒントになったのが、『トメレタ』のサービス、いわゆる“駐車場シェア”という事業サービスでした。

はじめは、「シェア・ビジネス」というまったく聞きなれない言葉で困惑されたそうですが、実際に敷地内の一角を月極駐車場として貸し出していることから、仕組みの理解も早かったとのことです。

パートナー契約をした「トメレタ」を運営するシェアリングサービスに対しては、現在の駐車場を貸し出す・借りるという流れだけでなく、そこから、お寺とこの周辺地域の慣習や地域との交流関係を壊さずに地域を活性化させ、一方で神楽坂の良さを外部へ伝え(地域の情報発信地)、お寺ならではの体験もできる(仏教体験・教化活動)、そしてこの場所に来た人も元気に笑顔になる、そんなリーダーシップを期待しているそうです。

    
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