地方再生のモデルに学ぶ

地方再生とは常々いわれているフレーズです。やはりこれからの時代に、日本はこれ以上豊かにはならないというニヒリズムがあるのは確かでしょう。それでも、都市集中は最終的には日本自体が衰退してしまうのではないか。そのような危機感があるのも確かでしょう。


なぜ成功しないのか?

これまでにもさまざまな地方再生のモデルが提起されてきましたが、正直なところほとんどのケースはうまくいっているとはいいがたいものがあります。それはほとんどが都会のアイデアをそのまま地方に当てはめてうまくいかないといったものでしょう。イベントなどをしかけても一時的に人は呼べたとしても、その地方に定着するというまではいかないということもあるでしょう。そんな中で数少ない成功モデルのひとつとなっているものが「東北食べる通信」です。野菜や魚などの生産物と、新聞をセットにしたモデルです。高橋博之による『都市と地方をかきまぜる 「食べる通信」の奇跡』(光文社新書)は、そのプロジェクトの過程を追ったものです。

なぜ成功したのか?

新しいモデルを模索する人々にとって気になるものはなぜ成功したのかという問いかけではないでしょうか。本書で取り上げられているのは、地方と都市を切り分けるのではなくミックスした手法にあるといえるでしょう。「食べる通信」はいまや東北ばかりではなく全国43地域で発行されるまでになっています。決してひとつの地方に限るものではなく全国のどこでも汎用性のあるモデルだともいえるでしょう。本書からビジネスモデルの成功の秘訣を学んでみてはいかがでしょうか?

    
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