DMZなぜサングラス?

現在、朝鮮半島は分断国家となっています。38度線を境として北側には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)があり、南側には韓国(韓国)があります。この、38度線にそってひかれた朝鮮戦争の休戦ラインから、2キロの範囲は非武装地帯とされています。これらの地帯はDMZと呼ばれます。韓国の首都ソウルから50キロほどの距離にあるため、観光地として訪れる人も多いのではないでしょうか。

板門店は共同警備区域

休戦ラインの軍事境界線上にある場所が板門店です。この場所は、北朝鮮軍と韓国軍らからなる国連軍の共同警備区域と呼ばれており、両軍の兵士が警備を行っています。その際、南側の兵士はサングラスをかけています。これはなぜでしょうか。

アメリカの象徴?

板門店は、観光地として開放されています。手続きを取れば見学が可能です。その際、ジーンズなどはアメリカを象徴する格好であるのでふさわしくないとされていましたが、現在はその規制はだいぶ緩和されています。それでも現在も、ミニスカートや、Tシャツ、サンダルなどラフな格好は許可されていません。そうなるとサングラスも、アメリカ的なものの象徴のようにも見えるのですが、なぜ韓国軍の兵士はサングラスをかけているのでしょうか。

目線での挑発を避けるため

韓国軍の兵士が、サングラスをかけているのは、目線で相手国の兵士を挑発しないようにするための措置であるといわれています。さらに、相手国の兵士に顔を判別させられることを避ける措置でもあるようです。この場所は韓国と北朝鮮が直接対峙する場所でもあるため、大声でさわぐ、ピースサインをする、酔っ払って参加するといった行為は厳禁となっています。板門店だけでなく、DMZではサングラス姿の韓国兵を目にすることがあります。朝鮮戦争は終了したわけではなく、暫定的に休戦中という措置が取られているにすぎないのです。ここではいまだ戦争が続いているのだということがわかるでしょう。

    
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