サラリーマンは優秀でも公務員より安月給?日本の賃金格差の実態

本来なら、同一労働・同一賃金・同価値の仕事内容であれば、同じ賃金が支払われるのが公平な賃金形態のはずです。しかし、そうした欧米型の給与の考え方は日本では定着しませんでした。そのため、日本には多くの賃金格差が存在します。そんな不自然とも言えるほどの賃金格差を紹介している1冊がこちらです。

残念なことに、日本では給与では働いている時の努力ではなく、就職先選びの段階で決まりがちです。

「理不尽な給料―なぜサラリーマンは優秀でも公務員より安月給なのか?(山口 俊一)」

では、不自然な賃金格差の起きている職種や、その原因を紹介しています。その一例がこちらです。


■日本ではエンジニアは報われない

日本は技術大国といいながらも、エンジニアの給料はとても安いです。アメリカと比較してみると、アメリカではシステムエンジニアや電気技術者は事務の3倍近い給料を貰っている一方で、日本は、事務職のたったの1.5倍程度しか貰えません。

■女子社員は、男子社員に給与では勝てない

男女雇用機会均等法から四半世紀経っても、男子社員と女子社員の給料には格差があります。一般的には、女子社員の給料は、男子社員の7割以下となっています。というのも、女性よりも男性が優秀という根拠は無いにも関わらず、会社が勝手に男女分業で仕事内容に差をつけているようなのです。韓国も同じ状況で、過去の男尊女卑の社会風土が大きく影響しているのかもしれません。

■公務員とサラリーマン

同じ職業についていても、民間と公務員では大きな差があります。例えば、民間の学校給食員は平均年収400万円である一方、公務員なら700万円で、同様に清掃職員は民間は平均年収500万円である一方、公務員なら900万円となっています。都道府県職員も平均年収700万円前後となり、1000人以上いる社員のいる大企業と比べても高くなります。退職金に至っても、格差中小企業の会社員は公務員の半分しかありません。

当然のことながら、給与だけで職業を判断するものではありません。ただ、どんな職種に就こうか悩んでいる方々にとって、職種を選ぶ際の一つの判断材料として参考になれば幸いです。

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