円高?ドル安?ユーロ安?通貨の価値が変わる要因を調べてみた!

外国為替市場が世間を騒がせている今日この頃。ユーロが11年半ぶりに「1ユーロ=96円台」に突入しました。2008年の終わりには170円近くあったユーロが約45%も下がるという事態。世間一般ではスペインやギリシャの先行きが分からないことによるリスク回避によるものと予想されています。また、ドルも負けじと「1ドル=78円」を記録しています。そこで今回は何故ドルやユーロが安くなるのか(円が高くなるのか)を解説していきます。


1. 国の景気が悪い時

今日のようにユーロやドルの価値が下がってしまう1つ目の要因は国の景気が悪いからです。図にして考えてみると
 
 
景気が良くない
=欧米の企業や株式市場の業績が上がっていない
=ユーロやドルが不安定だと思われる
=ユーロやドルが売られ沢山のお金が余る
=ユーロやドルがだぶついてるので安くしないと売れない
=ユーロやドルが安くなる(←イマココ)
 
という図式になっています。だぶついて売れないというのはスーパーの在庫一掃セールのようなものです。
 

2. 通貨の量が足りていない時

2つ目の要因はそもそも世間に出回っている円の量が足りない時です。ユーロやドルが安くなるというのは、裏を返せば円が高くなるというのと同じ事。
たまごっちを例にして考えてみると
 
定価2000円のたまごっちが発売される
=爆発的人気が出て、みんなたまごっちが欲しい
=しかし、メーカーは増産せず
=定価の2000円以上出しても欲しい人が出現
=ヤフオクで5000円で売られている(←イマココ)
 
というわけです。通貨の場合の爆発的人気というのはその通貨が値崩れしなさそう、つまるところ国の先行きが明るいということです。

 

3. お金を預けた時の利息が高い時

3つ目の要因は他の国にお金を預けた時の利息が自国に預けた時の利息より高い時です。一言で言えば金利が高い時ということになります。
 
極端な例ですが、自国の金利が0%/年で他国に預けた場合は100%/年としましょう。この場合、自国に100万円を1年間預けると
 
100万円+(100万円×0)=100万円
 
となり、お金は全く増えません。家の金庫の中に保管するのと同じです。一方、他国に預けた場合は違います。
 
100万円+(100万円×1)=200万円
 
となり貯金は100万円増えるのです。そこであなたならどうしますか?もちろん、他国にお金を預けますよね。他の人もそう考えると思います。ですが、他国のお金の量は決まっていて、みんながみんな自国のお金を他国のに変えられるわけではありません。そうするとどうなるのか。2のたまごっちの例と同様のことが起こるのです。
 
経済は数字がたくさん出てきて難しいと感じる人が少なくありません。ですが、日常のことと照らしあわせてみると意外とピンときたりするものです。
 

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