既に自国だけでは幸せになれない−貿易をすることのメリット−

戦後の日本は貿易を中心に発展してきました。円高傾向で輸出産業にとって向かい風が強いと言われる中、ここ最近では円安が進み一時期1ドル=75円だったものが、1ドル=83円まで下がりました。円安傾向になると輸出する側にとっては有利なのですが、そもそも貿易とは何なのでしょうか。今回は貿易をすることのメリットを考えていきます。


■異なる財の交換

財というのはそれぞれの国で製造/産出される製品のことです。日本で言うと車、中国で言うとコンピュータなどです。貿易では、自分の国が得意な財を製造/産出し、相手の国から自国では作れなかったり、採れないものを互いに交換することです。そうすることで、両方の国では今まで手に入らなかったものが手に入るのでお互いにハッピーになるのです。

■得意分野に集中できる

貿易することを前提にすると、得意分野のものを集中して作ることができます。輸入をしない前提だと、自国で食べ物からエネルギーまで全て自給自足しなければなりません。不得意なものまで自国で作らなければならないので、人手的にも時間的にも効率が悪いのです。しかし、貿易をすることによってそれぞれの国が自国の強みを存分発揮することが可能になります。

■生活水準の向上

貿易では、自国のものより質が低く、値段も高いものを輸入するなんてことは、ほとんどありません。基本的に、自国には優れたものが入ってきます。最新の技術を駆使された機械類であったり、安くて味の良い農産物など。これらの輸入品は輸出国、輸入国共に生活水準を向上させる効果があります。
 
貿易をすることのメリットを簡単に紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。貿易にはメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。また、政治的な事情も関わってくるので全て思うようにはいくわけではありません。新年度が目の前に迫っている今、経済のことについて勉強してみてはいかがでしょうか。
 

「世界経済の謎―経済学のおもしろさを学ぶ」の詳細を調べる

    
コメント