被選挙権なぜ選挙権とズレ

かつて選挙権は20歳以上とされていましたが、2016年から18歳へ引き下げが行われました。一方で、選挙に出馬が可能となる被選挙権は、衆議院議員が25歳以上、参議院議員が30歳以上とされています。そのほか、都道府県県会議員、市区町村議会議員、市区町村長は25歳以上、都道府県知事は30歳以上と定められています。選挙権と被選挙権の間にズレがあるのはなぜなのでしょうか。


年齢を重ねる意義

選挙権は一人一票が与えられたものです。誰に投票するのも自由ですし、選挙に行かないという選択肢もあります。一方で、選挙に出馬し当選した場合は、実際に政治を行わなければいけません。当然、そこには政治をつかさどるにふさわしい教養や人格、知識や経験を持った人が求められます。選挙権を得た人がいきなり出馬して政治家になるよりも、ある程度社会経験を積んでから政治家になってもらうという意義があるのかもしれません。

衆議院と参議院の違い

それでは衆議院と参議院の被選挙権の5歳の年齢差は何を意味しているのでしょうか。参議院は良識の府と呼ばれています。衆議院が任期4年で解散が存在し、時流によって政党の議席数が大きく変わるのに対し、参議院は任期は6年で解散はありません。その分、じっくりとした議論、慎重な議論ができる場所として参議院が重んじられているのです。年齢を重ねた人ほどふさわしいとみなされているのでしょう。とはいっても、これは建前の話となりつつあるのも現状です。

    
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