マキャベリ著「君主論」を読む時におさえておきたい知識

巷では大阪市の動向が頻繁に取り上げられ、橋本市長の話題で持ちきりです。そんな世論での政治熱が加熱している今にぴったりの本があります。それはマキャベリ著「君主論」です。大胆な改革を打ち出している橋下市長、政治体制について考えたマキャベリ。今回は「君主論」を読む時に知っているとより楽しめることを紹介します。


■マキャベリとは

マキャベリ(1,469〜1,527)はイタリアの政治思想家で、近代政治学の祖とも言われる人物です。代表的著書は「君主論」。マキャベリズムの由来ともなった本です。性格は明るく口がうまいという如何にもイタリア人らしい性格で、マキャベリはイタリアの外交官も勤めていました。

■マキャベリズム

マキャベリと言うと「マキャベリズム」。高校の世界史で習った人も多いと思います。マキャベリズムというのは政治思想のことで、端的に言うと「目的のためには手段を選ばないこと」です。悪い手段を使って目的を達成していいのかというと答えはyes。道徳に反することをしても目的が達成されればいいのです。色々思うところがあるとは思いますが、数ある考え方の1つです。

■当時のイタリア

目的のためには手段を選ばないという考えに至ったのには理由があります。マキャベリが生きていた頃のイタリアは戦争の真最中でした。当時のイタリアは内部分裂で小国が乱立している状態で、外交もままなりませんでした。外交官でもあった彼の考えは、まずイタリア全土を1つにすること。効率的かつ素早くイタリアを1つにするために、手段を選ぶことができなかったのです。そんな状態で書き上げたのが「君主論」だったのです。

本にはそれぞれ、書いた背景や理由があります。そういった文脈やストーリーを知ることが読書を一層楽しいものとするでしょう。とは言え、初めから「君主論」を読むのは大変だと思います。まずは読みやすい「マキアヴェッリ語録」から始めてはいかがでしょうか?

「マキアヴェッリ語録」

    
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