スコットランドに学ぶ民主主義の形

スコットランドの分離独立をめぐる住民投票は、独立反対派の勝利となりました。事前の調査では賛成派反対派双方の数字は拮抗していると言われていました。実際、独立賛成を求める運動が激しかった都市部のグラスゴーでは、独立反対派の票を賛成派が上回っています。


高い投票率

今回の選挙では90%近い高い投票率も話題となりました。日本ではまず考えられない数字です。それだけスコットランド人にとって重要な問題であったことがわかります。さらに選挙には事前に登録が必要となり、こちらの登録率も97%と極めて高い数字となっています。

日本では出生をするとあらかじめ国籍が与えられ、20歳になれば自動的に選挙権が与えられます。しかしイギリスやアメリカなどでは、選挙民としての登録を行わければ投票ができません。アメリカでオバマ大統領が出馬した時、それまで選挙民として登録をしていなかった黒人の登録が増えたことが話題となりました。権利はあらかじめ与えられるものではなく、自分から行使することによって獲得するという考え方があるのです。

スコットランドで選挙登録を行ったが投票をしなかったという人も、消極的なノー、もしくはイエスというなんらかの意思をくみとれるかもしれません。

16歳以上

スコットランドの独立を問う投票では16歳以上の人間に投票権が与えられました。日本でも選挙権を20歳から18歳へ引き下げる議論がありますが、今後参考になるかもしれません。

    
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