スコットランド独立の住民投票に見るシンプルな問い

スコットランドの独立をめぐる住民投票は反対派が勝利しました。今回の選挙は16歳以上の約428万人の有権者が投票の対象となりました。

設問はイエスorノー

今回の住民投票の設問は「スコットランドが独立国になるべきか」について「はい・いいえ」の二択のうち一つを選ぶというもので、とてもシンプルなものです。これは住民投票などでは重要な要素なのです。

例えばこの設問に「スコットランドは独立国になりますがポンドは使い続けられます」や「スコットランドが独立すれば財政状況を心配する声もありますが北海油田の85%は我が国にあります」といった文言はつけてはいけないのです。答える人間に余計な先入観を与えてはいけないということです。

社会調査では重要な要素

これはアンケートで社会調査を行う時にも重要な要素となります。例えば「あなたは本を読みますか?」という問いをする時に、マンガや週刊誌、文庫本、あるいは電子書籍など媒体やジャンルを限定してしまうと結果に影響が出ます。「漫画ばかり読んでいるような奴と思われたくない」「紙の本を読んでいる遅れた奴と思われたくない」あるいは「文字の本を読んでいると答え知的に見られたい」「電子書籍など最新のメディアをフォローしていると思われたい」といった思惑が入り込んでしまうのです。

今後、日本で憲法改正などをめぐる国民投票が行われることもあるでしょう。その際にも設問はイエスかノーかのシンプルなものにするべきです。

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