「独裁者=悪」ってことになってるけれど、本当に悪いことなの?−フィデル・カストロから学べること−

一時期ほどでは無いにせよ、巷では政治運動が盛り上がりを見せています。「ハシズム反対!独裁反対!」などの意見が声高に叫ばれていますが、何故独裁が駄目なのかという説明が抜け落ちている気がします。そこで、今回は「カストロ議長」として知られているキューバの独裁者フィデル・カストロを参考に独裁について考えていきます。参考にする書籍では、彼はどんな気持ちを持って独裁をしていたのかにスポットを当てています。


■カストロ議長のビジョン

1950年代、当時のキューバはアメリカの操り人形のようなもので、アメリカ政府の政策に右往左往している状態。国民の生活も不安定で、不満が高まっていました。そこで、カストロ議長は革命家としてキューバを変えようと立ち上がります。そのとき決めたことは「自分たちのことは自分たちで考える」ということ。アメリカに依存した体制からの脱却を図りました。

■カストロ議長の評価

世間一般でのカストロ議長の評価はと言うと、恐らく共産主義者で独裁者という印象が大半だと思います。しかし、彼を知る人によると賛否が分かれるのです。長年に渡り独裁を行なってきた上、経済政策に関しては褒められたものではない一方、私利私欲を貪るといった独裁者のイメージとはかけ離れた人物でした。とりわけ、個人崇拝を嫌ったことや、私利私欲に振り回されず国を助けるという一貫した意志を持っていたことが彼の評価を上げる要因となっているようです。

■独裁とは

カストロ議長の例を考えてきましたが彼の例から、独裁が上手く機能することがあれば私たちにとって理想の社会になるかもしれません。多くの独裁者は利害関係者の顔色を伺っての独裁を行なっていましたが、カストロ議長の場合は己の信念に従って行っていました。そのせいで、暗殺を企てられたことが300回以上もあるそうです。暴君になるか名君になるかはその人の気質や信念次第ということです。

こんな一本の筋が通った人は中々いません。自分で軸は持ったのだがブレてしまう人にこそカストロ議長の名言を紹介したいです。信念を貫き通すに当たって多くの困難に直面している彼の言葉に解決のヒントが隠されているのかもしれません。

「カリブ海のドン・キホーテ フィデル・カストロ伝」

    
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