最前線の映画とは?

映画とは、いまだに娯楽の王様というべき存在でしょう。特に、刹那的に流れていくテレビ番組に比べて、映画は長く残るメディアであるといえるでしょう。さらに、映画は時代を映し出す鏡であるともいわれています。


映画は何を映し出しているのか?

そのような映画の最前線について記した本が町山智浩による『「最前線の映画」を読む 』(集英社インターナショナル新書)です。著者はアメリカ在住の映画ジャーナリストとして知られています。彼は現地で多くの映画人へのインタビューを試みてきました。

何があるのか?

本書は、ここ2年ほどの間に公開された映画について著者の解説を加えたものになります。映画の内容はもちろんのこと、その監督の思想、あるいは役者の思想といったものにまで踏み込んでいます。さらに、日本以外のアメリカやヨーロッパでは当たり前に存在する宗教的な背景や、政治的なメッセージといったものにまで踏み込んでいます。さらに映画は何度も繰り返しみることで、新しい発見や、登場人物ばかりではない背景の小道具といったものに注目が集まってゆきます。そうした映画の見方、新しい発見に対する喜びといったものを提示してくれる本だといえるでしょう。単なる映画を娯楽のひとつとしてとらえるばかりではなく、新しい読み解き方、楽しみ方を与えてくれる本だといえるでしょう。

    
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