累計175万部突破の大ヒット小説の映画化「のぼうの城」!原作・脚本「和田竜」インタビュー

累計発行部数175万部突破の大ヒット作品が映画化された「のぼうの城」。今回は現在公開中の「のぼうの城」の原作と映画の脚本を担当した和田竜さんに「のぼうの城」に関するインタビューを行いました。


■「のぼうの城」とは?

天下統一を目指す豊臣秀吉、「小田原城攻め」で唯一落ちなかった「忍城」攻め。「忍城」を守ったのは、領民から「でくのぼう=のぼう様」と呼ばれている成田長親。でくのぼうと呼ばれる通り、民からの人気以外持たない長親はどうやって「忍城」を守ったのか?

■なぜ「のぼうの城」を書こうと思ったのか?

繊維業界紙で働いたとき、行田市に住んでいた同僚から忍城の話を教えてもらったのがきっかけです。私が歴史好きだということを話したら、忍城に関する話を教えてもらいました。関ヶ原の戦いのビッグネームである石田三成や大谷吉継などが埼玉県に攻めてきたというのが新鮮と感じました。また、石田三成が歴史に残る水攻めをしていることにも関心を持ちました。小田原城は落ちたのに、唯一この忍城だけ落城していません。いかにも物語らしい要素に富んでいたので、これは書くしかないと思いました。

■なぜ戦国時代を取り上げるのか?

戦国時代の人間は英雄豪傑と言われる人物が乱立しています。実はこれ、ヒーロー物の宝庫なんです。悪は徹底的に悪だし、しの逆もしかり。際立った人物が多いんです。見る方や読む方もその世界観を何処かで認識していて、2mの大男を出すなど、一種のファンタジーが描けるからです。私は、昔から戦国時代の本が好きでした。最初に書いた時代ものの脚本の評判がよかったこともあり、次に「のぼうの城」を書きました。

■なぜ小説「のぼうの城」は大ヒットをし、映画化までされたのか?プロモーションの秘訣は?

自分で言うのもなんですが、「のぼうの城」が面白いからです(笑)。「のぼうの城」の表紙も当時はめずらしかった。イラストを用いることが従来の歴史時代物と異なりました。ビジュアルではっきりさせたのが違いです。次に、書店員さんが「のぼうの城」を読んで面白いということから売れていき、口コミが増えるにつれどんどん売れていきました。ただ、起点としては本の中身と表紙がポイントだったと思います。

■戦国系のゲームは好きですか?

ゲームはやっていません。戦国時代の本が好きです。

■これまで影響を受けた映画は?

強いて言うなら、「ターミネーター」、「椿三十郎」でしょうか。アクションものの映画、とくに際立った人物が出てくるヒーロー物が好きです。

■脚本において、史実をわかりやすく初見の人に伝えるコツは?

ビジュアルで見せることですね。「のぼうの城」のオリジナル脚本では映画よりもっとたくさん説明しています。堤防の両端の位置関係を示したりしました。ただ、今回の映画であえて簡略化したのは、くどくどと説明するのは物語を停滞させる危険性もあるからです。歴史背景を知らない人や忍城周辺の地理にうとい人にいちいち伝えるのは映画にとっていいのかは難しいところです。

気になったあなた!映画館に「のぼうの城」を観に行ってはいかがでしょうか?

    
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