永い言い訳 秘話を電子限定で

 映画監督・西川美和の4年ぶりの新作『永い言い訳』(アスミック・エース配給、10月14日公開)の公開に先駆け、自著エッセイ集『映画「永い言い訳」にまつわるXについて』が7月7日(木)に電子書籍限定で発売される。配信価格は本体300円+税。
 文芸誌「月刊ジェイ・ノベル」の連載から抜粋した10編を収録。『永い言い訳』の原作小説(文藝春秋刊)や脚本の執筆から撮影、初号試写にいたるまでの知られざるエピソードを綴る。また初公開のメイキング写真も多数収録されている。

西川氏といえば、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』などで人間の機微を精緻に描きだし、日本映画界を席巻してきた監督の一人。
文筆業でも稀有な才能を発揮。映画の原作でもある小説『永い言い訳』は、自身2度目となる直木賞の候補になり大きな話題を呼んだ。

映画『永い言い訳』は、人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)が、妻・夏子(深津絵里)が親友とともに旅先の不慮の事故で亡くなった知らせを受けることから始まる物語。まさにその時、不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族――トラック運転手の夫・陽一(竹原ピストル)とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。妻を亡くした男と、母を亡くした子どもたち。その不思議な出会いから、「あたらしい家族」の物語が動きはじめる……。
主演に『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、そのほか国内屈指の実力派俳優たちが脇を固める。公開に向けて大きな注目を集める作品だ。

本エッセイではスタッフや俳優たちとの人間関係、是枝裕和監督との新事務所設立などにまつわるエピソードを公開。また撮影期間中に「開始二時間でネジがぶっ飛ぶ五歳児」、「獣のような七十五歳のカメラマン」、「自意識のマトリョーシカ人形」のような俳優などに囲まれながら苦闘したようすにも触れられている。
西川氏自身が「こんなにも自分が信じられなくなった経験は、監督になって以来初めてだった」と振り返る本作の制作過程。彼女自身が一つひとつの出来事をどう感じ、どう向き合い作品を完成させたのか。ここでしか知ることのできない監督・西川美和のリアルが書かれている。

映画監督としてはもちろん、一人の人間・西川美和の魅力がぎっしりと詰まった全10編。映画ファンだけでなく、すべての読者が楽しめる一冊にちがいない。
実業之日本社の文芸WEBマガジン「ジェイ・ノベルプラス」では、本エッセイの一部のためしよみを配信している。詳細は下記リンクから。

◆電子書籍の詳細
書名:映画「永い言い訳」にまつわるXについて
著者:西川美和
発売日:2016年7月7日(木)
配信価格:本体300円+税
発売:実業之日本社

◆ためしよみはこちら(ジェイ・ノベルプラス)
http://j-nbooks.jp/jnovelplus/original.php?oKey=66

◆映画『永い言い訳』公式サイト
http://nagai-iiwake.com/

    
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