北野映画の特徴とは?

ビートたけしこと北野武監督の「龍三と7人の子分たち」が公開中です。老いぼれの老人ヤクザが、オレオレ詐欺などを手がける半グレ連中に闘いを挑む痛快な話です。北野映画には他の映画にはないいくつかの特徴があります。


場面の大胆な省略

北野映画で見られる特徴の1つは場面の大胆な省略です。通常ならば、セリフや、話などで説明されるところをバッサリを切っています。ある人物が攻撃をされる、事故にあう、といった場面が描かれたと思うと、次の場面は葬儀であったりします。つまり、この省略によって人物の死が現されているのです。

ユーモラスな笑い

北野映画には笑いの要素も常に入ってします。しかし、それは、明らかに笑わせようというギャグといったものではありません。「アウトレイジ」に見られた歯科治療中のヤクザが襲撃されて、歯がボロボロになってしまうといった場面などに顕著なものですが、おどろおどろしすぎて笑ってしまうといった場面が描かれます。あるいはビートたけしがよく口癖で言うような「しょうがねえなあ」というような場面でしょうか。こうした、場面が映画の中でアクセントのように挟まれることで北野映画の世界観を作り上げているのです。

音楽との格闘

北野映画の特徴のひとつは音楽です。最新作では前作の「アウトレイジ」シリーズから続き鈴木慶一が担当しています。初期作品を多く手がけた久石譲の音楽も特徴的です。場面と音楽のせめぎあいも北野映画の醍醐味でしょう。

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