植草甚一(JJ)とは誰か?

植草甚一という人がいました。音楽、特にジャズの評論や、映画の評論家として知られた人です。JJの愛称でも知られていました。植草甚一は、1979年に71歳で亡くなります。彼の生涯を振り返ってみたら、物書きとしてブレイクしたのは晩年になってからだといえるでしょう。


映画とミステリーとジャズと

植草甚一は、大学を中退後、映画会社の東宝に入社します。そこで、映画評論の執筆もはじめます。労働争議で、東宝を退社後は、ミステリー小説の評論も手がけるようになります。さらに50歳手前にしてジャズ音楽と出会い、評論を手がけるようになります。映画と、ミステリー小説とジャズ音楽という、植草甚一の3つの評論の柱がここで、できあがります。ですがこの頃は、植草甚一は知る人ぞ知る存在でした。

ブレイクに至る経緯

60歳を過ぎてから植草甚一は、胃の病気により15キロほど痩せて、スマートな体型となります。写真などで見る、痩身の髭のおじいさんとしての植草甚一の姿はこの頃にできあがったものです。植草甚一は散歩を愛し、さらに古本屋や喫茶店へ立ち寄り、ミステリーを読むといったライフスタイルを提示しました。映画、音楽、小説といった特定の分野ではなく、いわばそうした分野全般に詳しい、気さくなおじいさんとして人気に火がついたといえるでしょう。

    
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