「モンスーン」とは何か?

かつて「モンスーン」という雑誌がありました。編集の主体となったのは慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス(通称SFC)に通う学生たちです。文芸評論家の福田和也ゼミのメンバーが中心となって編集していました。


ミニコミじゃない?

「モンスーン」にはさまざまな新しさがありました。学生が作る雑誌でありながらも、出版社のコードを取って全国に流通させていた雑誌である点があげられます。版元は現在は潰れてしまった四谷ラウンドでした。

音楽が主軸

「モンスーン」が積極的に取り上げられていたジャンルは音楽です。特にshingo2や、ザ・ブルー・ハーブといったヒップホップのアーティストの記事を多く載せていました。さらに「モンスーン」本誌のほかにも、特集を別個に独立させて出した雑誌を「ep」と名づけて出していました。これも音楽にかこつけた呼称です。さらに編集部では月に一度音楽を流すホームパーティーを開いていたほか、都内のクラブを貸しきったイベントも行っていました。出版でありながら音楽とも親和性の高い雑誌であったのです。なおかつ既存の音楽雑誌の作り方であるタイアップなどの方式を取らないというところも新しかったといえるでしょう。

言葉の雑誌

さらに「モンスーン」では多くのコラムが掲載されていました。写真など安易なビジュアル表現に逃げなかった点も評価できるでしょう。

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