8トラとは何か?

さまざまな記録媒体が現れては消えています。カセットテープはアナログなメディアとしては、まだまだ現役と言えるでしょう。アナログレコードなどもまたしかりです。そうしたなかで、一時期はあったものの消えてしまったメディアとして8トラがあります。

8トラとは

8トラとは、8トラックの信号が記録されていた磁気テープの再生装置です。カセットテープは、スケルトン仕様でテープの中身が見えるようになっていますが8トラの場合はヘッドに接する部分のみしか磁気テープが露出していません。

業務用だった?

8トラは1965年に開発されました。主たる目的はカーオーディオでの使用でした。これまでは音楽はオープンリール式のテープレコーダーによって記録されており、自動車内で扱うには不便でした。すでにコンパクトカセットテープも存在していましたが会議録音などの用途に限られており、音楽を聞くためには8トラックが最適とされていたのです。

そのほかにも?

8トラはカラオケ装置での再生用のほかバスの車内放送の業務案内などにも使われました。エンドレス式のテープなので同じ内容を繰り返して流すのに適していたのです。ただ、1970年代後半に入るとコンパクトカセットテープの音質や耐久性が向上していったため、8トラは衰退していきます。巻き戻し不要なエンドレステープの利点を生かしてバスの車内放送などには引き続き用いられていました。