タレント本ではない松本人志

いまや多くのタレント本が出版されています。そのほとんどは、行間が広く開いた本であり、女性タレントの場合は、文字よりも写真が多いようなものが多くあります。そうしたヌルいタレント本に飽きた人におすすめなのが、ダウンタウンの松本人志が記した「遺書」「松本」です。現在は、2冊が同時に収録された「『松本』の『遺書』」として朝日文庫に収録されています。


週刊朝日連載

本連載は、1993年から1995年の2年間に「週刊朝日」に連載されたものです。週刊朝日は新聞社系列の週刊誌であり、芸能などの話題よりは政治経済などのおかたい記事を載せています。そこに松本人志が毎週連載枠を持っていたのです。

天才であると自負

本連載で松本人志は、あえて傲慢な態度をとっていました。自分のことを「天才」と呼び、その笑いのレベルについてこられないテレビ局や視聴者などを批判する内容も見られました。その問いや、怒りの内容は非常にシンプルなものであり、現在の松本人志のものの考え方とも変わっていないといえるでしょう。タレントその人のことを知りたい場合、過去の出版物に目を通してみるのもひとつの手段です。

    
コメント