コラムニストとしてのマキタスポーツ

オフィス北野のビートたけし独立騒動で、渦中の人となった一人にマキタスポーツがいます。彼は事務所退所を発表し、FA宣言を行いました。いかにも本人が歌いそうな楽曲を披露する作詞作曲モノマネでブレイクした彼ですが、お笑い芸人としての活動に留まらず、ミュージシャンや俳優として活躍しています。そんな彼のもうひとつの顔が文章家です。


コラムニストとしての顔も

もともとマキタスポーツは、お笑い芸人になる前はコラムニスト志望だったそうです。週刊誌のコラムをチェックする日々を送っていたといいますから、かなり本格志向であるといえるでしょう。本名の槙田雄司名義では『一億総ツッコミ時代 』(星海社新書)をリリースしています。そのほか子育て論を記した『アナーキー・イン・ザ・子供かわいい:“父親に成る"ということ』(アスペクト)も記しています。そんな彼の代表作といえば、マキタスポーツ名義で記した『すべてのJ-POPはパクリである』(扶桑社文庫)でしょう。

音楽の裏側を暴く?

本書は、タイトルからすると音楽の裏側を暴くような暴露本のように見えますが、そんなことはありません。音楽を愛する筆者が音楽にリスペクトの気持ちを込めた一冊であるといえるでしょう。この本はJ-POPだけではなく、すべてのポピュラー音楽に共通する黄金の旋律「カノン進行」を紹介したことも話題となりました。それは、マキタスポーツが作詞作曲モノマネをしていたミスチルの桜井和寿やサザンの桑田佳祐など、レジェンドたちの存在があってこそ成り立つものです。エンターテイメントの歴史に真摯に向き合った本ともなっています。

    
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