ものまねのスタイルを定義する

ものまねというのはお笑いの一ジャンルですが、スタイルには細かい区分があります。


1.声帯模写

昔から演芸などで行われていた伝統芸です。人物だけでなく、うぐいすなど動物の鳴き真似なども含まれます。松村邦洋の、掛布俊之やビートたけしのものまねなどは、まさに声帯模写のお手本のようなものです。

2.形態模写

その人の動きなどを真似することを形態模写といます。動物の姿などを真似する行為も、アニマルエクササイズと呼ばれ、演劇の練習などに取り入れられています。プロレスラーのアントニオ猪木の物まねをする芸人は多くいますが、アントニオ小猪木が形態模写に対して、先日亡くなった春一番は声帯模写となります。

3.そっくりさん

声も動きも似ていないのだけれども、顔がどうしようもなく似ているというのは、そっくりさんとなります。オバマ大統領のそっくりさんとして知られるデンジャラスのノッチなどが知られています。

4.思想模写

お笑い芸人のマキタスポーツが独自に提唱している概念です。彼は、ミュージシャンのものまねをするのではなく、いかにも歌いそうなことを取り上げてネタにしています。これまでのものまねになかったジャンルです。むしろ、ものまねを超えた、まったく新ジャンルの芸とも言えるかもしれません。

ものまねはひとつの領域にとどまってはいません。複数の要素を組み合わせて成立する場合もあります。ものまねレジェンド松村邦洋のビートたけしの真似は、声帯模写と首の動きの形態模写を合わせたスタイルです。

    
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