バイトも芸になる?

お笑い芸人はなんでも笑いのネタにできるといわれています。それは社会的には負け組といわれるような内容であってもです。例えば背が低い、格好が悪いこともネタになりますし、収入が低い、貧乏育ちといった境遇をネタにしている人も多いでしょう。


アルバイトか労働か

売れない若手芸人にとって切っても切れないものがアルバイトでしょう。それでも、平凡なアルバイトでは意味がありません。そこで、ひたすら過酷な肉体労働アルバイトの日々を綴った本がソラシドの本坊元児による『プロレタリア芸人』(扶桑社)です。

アルバイトだけの日々

本書の登場人物は、テレビ出演の機会はほとんどありません。その空いた時間を埋めるようにひたすら、肉体労働の現場に入ります。ガラスの繊維が体に突き刺さって、チクチクとした痛みを生み出したかと思えば、先輩芸人に食事に誘ってもらっても、現場の作業着のまま現れて、そのまま次の現場へ向かうといった悲惨な生活が描かれています。同じことが繰り返すだけなのですが、切実な言葉で綴られているため、ぐいぐいと読んでしまいます。

それが仕事につながる?

その肉体労働の日々をひたすら経験したことによって、プロレタリア芸人としてテレビ出演の機会に恵まれ、こうして本も上梓できるわけですから、チャンスというものはどこに転がっているかわらからないといえるでしょう。

    
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