なぜAKB総選挙は国民的な話題にまでなったのか

先日、アイドルグループ「AKB48」の総選挙が行われました。優勝は大島優子さんとなりましたが、フジテレビ系列で生中継を行うなど、非常に大きな話題性のある総選挙となりました。しかし、数年前までは秋葉原のアンダーグラウンド的なアイドルであったAKB48が、どうしてここまで国民的な話題を生む総選挙をできたのでしょうか。


■そもそも総選挙とは

AKB総選挙とは、得票数に応じて順位を決めることで、次のシングル曲を歌うことができるメンバー、カップリング曲を歌えるメンバーを選出します。他にも、順位には特権として、7位までに入ると、ファンに人気の高い7人を指す「神7」という言葉や、12位までに入ると、様々なメディアに優先的に出演できる「メディア選抜」に入ることも出来ます。

候補者は、AKB48、SKE48、NMB48、AKB48研究生などから200人以上。ファンの投票によるメンバー同士の真剣勝負が繰り広げられます。

■インターネットを駆使

AKBの総選挙では、インターネットの影響力を上手く利用しています。インターネット戦略として、YouTube、ブログ、Twitter、Facebook、Google+などあらゆるものを利用します。今や、インターネットの影響力は大きく、YouTubeにアップされた映像で、一躍ヒーローにもなることも可能である一方、奈落の底にも落とされることがあります。AKB総選挙ではmプロモーションとしてインターネットを巧みに駆使しています。 
こうして、浮動票や無党派層が多い20代から30代に、関心を煽らせることで、得票率を高めることに成功したのです。

■ハリウッド方式のポスター

AKB総選挙のポスターを見たことがありますか?AKB総選挙のポスターは、超ナルシストな写真を採用しています。というのも、本人が可愛いと明らかに自覚してる写真をポスターとして採用することで、メンバーそれぞれの差別化につながるためです。ポスターの中で候補者同士で差別化するのが難しい実際の選挙とは、大きく異なります。

■ファンが伝道師になって広がる

AKBというアイドルグループは、伝道師が積極的に想いを語り広がっていく宗教のように、ファンが伝道師となって、熱い想いを語り、クチコミでファンの輪を広げていきました。こうした『熱伝導』で総選挙が国民的な話題まで広がったのです。こうした『熱伝導』を起こした背景には、PRグッズに対しては、入魂込めて丁寧に制作したことや、チーム内に陽の空気を入れるといった影の努力があるようです。

国民的な話題とまでなったAKB総選挙。ビジネスをやる上で、AKB48の戦略に学ぶ点は多いのではないのでしょうか。今も成長し続けるAKB48の今後の動向から目が離せませんね。

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「なぜ国民的アイドルのスキャンダルが発覚してもファンは応援し続けるのか」

参考本

「AKB48総選挙に学ぶ心をつかむ技術(三浦博史)」

    
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