短距離走息止めは間違い?

短距離走に関する誤解として「息を止めて走っている」というものがあります。集中すればするほど息が止まるものだというものですね。確かに世界レベルの勝負になるならば100メートルは10秒といったことになりますから、その間は息を止めて走っているものと思われがちです。

そうではない?

ただ短距離走は完全に息を止めているというのはどうやら間違いのようです。それは短距離走に言われる無酸素運動というフレーズが関係しています。無酸素運動とは「酸素を介さない生化学反応によって取り出されたエネルギーを使って維持する運動」を指します。 呼吸というと、口から息を吸って吐くといったことがイメージされがちですが、皮膚も呼吸を行っています。

吸っても間に合わない

呼吸を行うことによって体に酸素を取り込み、それが動きへとつながるというのが有酸素運動になるわけですが、短距離走はあまりに時間が短いために、息を吸わないのではなく吸っても間に合わない、そもそも自由に吸えない状態におちいっていると言えます。そのため、呼吸をしていない、止めているというのは厳密にいえば間違いということになります。この短距離走における無酸素運動というのは200メートルや400メートルにおいても行われているといわれています。400メートルを呼吸を止めて走ると酸欠寸前になると言われていますから、代謝の限界がそのあたりにあるのかもしれません。