大リーグの選手がガムを噛んでいる理由

大リーグの選手がバッターボックスに立った時に、ガムを噛んでいる場面を見たことがありませんか? マナーが悪いなと思う人もいるかもしれません。しかし、ガムを噛むのには意味があります。


■交感神経を優位に立たせる

人は、起きているときは「交感神経」が優位になります。睡眠中は、「自律神経系」の「副交感神経」が優位になります。人間の自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、それぞれが相反する作用を筋肉や内臓におよぼしています。

睡眠から目覚めたあとは、副交感神経が優位になります。そこでなんらかの方法で交感神経を刺激して元気にしてやる必要があります。

たとえば、冷たい水で顔を洗う、熱いシャワーを浴びる、ガムを噛む、ミントやメントール系の刺激物を摂るなどです。これらの方法で体に刺激を与えると、自律神経のスイッチがパチンと交感神経側に切り替わります。すると心拍数や血圧や体温が上がり、脳や体がいつでも活動できる状態になります。

■ガムを噛むとセロトニンが分泌される

ガムを「噛む」という動作は、覚醒物質「セロトニン」の分泌を促進します。セロトニンが分泌されると神経細胞が元気になるので、目覚めやすくなります。

大リーグの選手がガムを噛みながらバッターボックスに立つ姿を目にしたことはありませんか。これも同じような理由からです。噛むことで脳と体の活性を高めているのです。

■辛いものには注意!

同じ刺激物でも唐辛子やカプサイシンといった辛いものには注意してください。ほかの刺激物と同じように交感神経が刺激され覚醒が進むのですが、同時に体温が上昇します。そしてしばらくすると体温が下がります。体温が下がると強い眠気を引き起こします。そのため、唐辛子などが入った物を食べると、一度は目が覚めますが、しばらくして急な眠気に襲われることになってしまうので注意しましょう。

大リーグの選手がガムを噛んでいるのにはちゃんとした理由があったのです。

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