東京オリンピックとピクトグラム

ピクトグラムというものがあります。言葉や人種などに関係なく、目で見てそれだとわかるイラストのイメージのようなものだと考えればよいでしょう。トイレマークや銀行マーク、あるいはレストランのマーク、電話の場所などが該当します。これらはすべてメイドインジャパン、日本発祥のものだということをご存知でしょうか。


東京オリンピックで考案

1964年、昭和39年にアジアではじめてのオリンピックが開催されるにあたり、デザイナーたちがピクトグラムを考案しました。この大会では、植民地から独立を果たしたアフリカの国々も多く参加しました。漢字も英語もわからない人であってもひと目でそれとわかるデザインを求めて、集まったデザイナーたちが討議を繰り返したのです。

著作権を放棄

東京オリンピック終了後、デザイナーたちはピクトグラムの著作権を放棄しました。そのため、世界中に広がることになったのです。海外旅行で言葉のわからない場所へ行ったとしてもトイレの場所や両替所の場所などはマークですぐわかるようになっていますよね。この文化は、日本から生まれたものなのです。オリンピックは世界中の人々が集います。そこでは言葉を越えたコミュニケーション、身体な体験や知覚を含んだコミュニケーションの重要さもそこにおいては浮き彫りになってくると言えるでしょう。

    
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