「朝まで生テレビ」の弊害

朝まで生テレビは1980年代から続いている人気番組です。司会を務めるのは御年80歳を迎えるベテランのジャーナリスト田原総一朗さんです。個性が強い登壇者の話をきりっととりまとめ半ば強引に議論を進行してゆきます。そのスタイルに批判があることも確かであるがパワフルであるとは言うことができるでしょう。


朝ナマは議論しているか?

しかし、インパクトが強いゆえに朝まで生テレビには多くの弊害があると考えます。

まず、次々と意見を述べ合う姿は、とても他の人の話を聞いているとは思えません。絶妙なタイミングで話に入り込んで自分の言いたいことを言っているだけのように見えます。最終的には声のデカイ奴が勝っているような気がしないでもありません。

これが実際の討論のスタイルだと思ってしまうと大きな間違いを犯すことになります。実際の会社の会議や、友人との会話で朝ナマスタイルを実践することはまずできません。

議論のための議論

いわば朝まで生テレビで行われている会話は議論のための議論というべきもので、何か結論を出すとか、解決策を探るといったものではないのです。

朝まで生テレビを見る際は、あれはショータイムなのであると割りきって見るようにすると良いでしょう。

実際に相手の意見を聞いて、結論を導き出すということは、冗長な作業であり退屈な作業であるかもしれませんが、その熟議こそが、間違った答えを導き出さないための安全策ともなっているのです。

    
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