朝ナマ的議論の罪

仕事において、会議、話し合い、議論は大事な要素です。ディスカッションを繰り返すことにより、アイデアやプランが洗練されてゆき、新しい発想につながります。ですが、議論と聞いてまず思い浮かぶのは「朝まで生テレビ」のイメージではないでしょうか。論客同士が激しく意見を戦わせ、時には感情的な議論におよぶこともあります。こうしたものでは建設的な話し合いはできません。「朝まで生テレビ」の罪であるといえるでしょう。


暴走司会者を名乗る

「朝まで生テレビ」の名物司会者といえばジャーナリストの田原総一朗でしょう。『暴走司会者:論客たちとの深夜の「激闘譜」』(中央公論新社)では、1987年から始まった同番組の回想録です。2017年で、放送開始30年をむかえる番組の内容が、田原総一朗その人によってふりかえられています。

論客のユニークさ

「朝まで生テレビ」の論客の中にはすでに鬼籍に入られた人たちもいます。映画監督の大島渚や、小説家の野坂昭如などは有名でしょう。彼らのアクの強いキャラクターが、討論という地味になりがちなコンテンツを、ショーに変えた功績はあるといえるでしょう。本書であらためて同番組の歴史をふりかえるのも面白いでしょう。

    
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