ドラマ『息もできない夏』で問題になっている「無戸籍」とは?

フジテレビ系列で始まったばかりの火9ドラマ『息もできない夏』の初回視聴率は12.1%と好調なスタートを切ったそうです。武井咲さんが演じる18歳の「谷崎玲」は、なんと「無戸籍」というショッキングな設定。ドラマを見ていてそんなことがあり得るのか!?と驚いた方も多いのでは。「無戸籍」とはどんなことなのでしょうか。


■「無戸籍」なんてあり得るの?

あり得ない話ではありません。通常、子どもが生まれると出生届を提出しますが、出生届が出されていなければ、新しく誕生した子の戸籍は作成されません。また、住民票も作成されることはありません。戸籍がなければ、パスポートなども作ることができません。住民票がない主な不利益としては、皆が当たり前に受けている行政サービスが受けられない、小学校や中学校への就学案内が届かず、入学できない恐れがある……などといったことがあります。

■出生届を出さないという状況はなぜ起こる?

母親が病院以外のところで出産し、出生証明書が作成されることがないため届け出をしないといった可能性がありますが、この問題のひとつに、民法772条の規定があります。女性が離婚後300日以内に出産した子どもは「前夫の子」と認定され、戸籍も前夫の子として作成されることになります。明らかに前夫の子でない場合や、離婚の理由が夫のDVなどといった場合では、母親が届け出を躊躇してしまうことがあります。前夫の子でないことを認めてもらうには、家庭裁判所で調停を行う必要があります。これは「300日問題」ともいわれており、女性だけに加えられている制限であるだけに、法改正を望む声もあがっているのです。

■これから「谷崎玲」はどうなる?

玲の「無戸籍」の問題は、どうやら玲の母親、木村佳乃さんが演じる谷崎葉子にあるようで、無戸籍にせざるを得なかった壮絶な過去を持っているようです。玲に対する負い目も抱えながら生活してきたのですが、苦悩とは何なのでしょう。

パティシエを目指して努力してきた玲が、自分の驚くべき状況を知ってしまったところからドラマは始まりました。これから過去についても少しずつ明らかになっていくでしょう。どのように過去を乗り越えるのか、母親役の木村佳乃さんや、区役所職員役の江口洋介さんとどう関わっていくのかが気になりますね。

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