ドラマ「未成年」の世界

90年代には数多くの名作ドラマが生まれました。その一つが「未成年」ではないでしょうか。


「未成年」とは何か?

「未成年」は、1995年に放送されたドラマです。主演はいしだ壱成です。大学のラクビー部に所属し、頭脳明晰な兄に対して、勉強もスポーツもできない無気力な弟を演じるのがいしだ壱成です。彼がふとしたきっかけで、同年代の仲間と出会い友情をはぐくんでゆきます。知的障がいのあるデクを香取慎吾が演じ、練習はまじめだが万年補欠の野球部員を北原雅樹、頭脳明晰なれど母との関係に苦しむ男を河相我聞、暴力団員なれど人のいい男を反町隆史が演じています。バラバラな5人ですが、どこかハグレモノという感覚が一致したのか意気投合するのです。やがて、デクが起こしてしまった銀行強盗未遂事件をきっかけに、兄の恋人である新村萌香とともに逃亡をくわだてるというストーリーです。

学生運動の反復?

逃げる手段は夜中の貨物列車に乗るというドラマチックなものです。もちろん逃げきれるわけではなく、最後に彼らは捕まってしまいます。いまからすればありえない展開ばかりなのですが、若者の衝動を極限まで拡大するとこのようになるのかなという気もします。最後に学校の屋上からいしだ壱成が叫ぶ場面は名シーンとなり「学校へ行こう」の「未成年の主張」のモデルともなりました。これは今から思えば往年の学生運動の姿の反復と見ることもできるかもしれません。

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