古舘伊知郎とサブカルチャー

ニュースキャスターの古舘伊知郎さんが「報道ステーション」(テレビ朝日系)を来年3月いっぱいで降板することが発表されました。残念に思う一方で、テレビタレント、司会者としての古舘伊知郎の復活に期待する声もあります。


ニュースに専念

「報道ステーション」のキャスターに古舘伊知郎さんが就任する際、すべての番組は降板もしくは終了という扱いになりました。ただし「おしゃれカンケイ」だけは、1年間にわたって継続しました。やはりニュースキャスターという職業柄、ふざけたことは言えない、適当なことは言えないという矜持ゆえのものだったと思われます。ですが、古舘伊知郎という人間の魅力はむしろ、そちらのいい加減さの方にあるのではないでしょうか。

トーキングブルース

2014年には、語りおろしのトークイベント「トーキングブルース」がおよそ10年ぶりに復活したことも話題となりました。そこでは「報道ステーション」の裏側などについても、あますところなく語られていました。さらに自身が恥をかいたとされる「パワーポイントを知らなかった」問題についても「知らなくてなぜ悪い?」と開き直るような、切り返しで笑いをさそいました。古舘伊知郎は、こうしたおかしみを見出すことに長けた人間であるといえます。これを、ニュースキャスターの庶民派目線といってしまうのは、すこし大仰でしょう。あえて定義づけるとするならば、メインに対するカウンター意識が豊富なサブカルチャー的な視線というべきかもしれません。

飲酒と酒

古舘伊知郎の適当さの真骨頂というべきものが、とんねるずの石橋貴明と酒を飲んでタバコを吸いながら話すだけの「第4学区」でしょう。プライベートの話が、そのまま吐露されたような世界は、金曜の深夜にふさわしい、ゆるいグルーヴ感をともなっていました。ただ2人の喋りだけで笑いをかもしだす「第4学区」も、あわよくば復活して欲しいと思います。10年を越えていい年になった2人がどのような話をするのか見てみたいものです。

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