百田尚樹を生んだ関西の構成作家事情とは?

「永遠のゼロ」「殉愛」など数々のヒット作を飛ばしている小説家の百田尚樹さんは、元々は関西の売れっ子の構成作家として知られていました。かつては深夜であるにも関わらず30%近い視聴率を誇っていた関西のお化け番組「探偵ナイトスクープ」を手がけたことでも知られています。


関西の作家は食えない?

関西にもテレビ局はありますが、東京に比べればその規模は圧倒的に小さいものになります。当然番組にかけられる予算も少なくなってくるため、フリーランスで関わる構成作家もギャラともなれば雀の涙ということも珍しくありません。

さらに、ナニワの気質が生きているのか、すべてのテレビ局が1年に1度年棒の査定を行うといったこともあるようです。例えば、ある新人作家のギャラが5万円だとしましょう。各TV局のスタッフ同士が話し合って「こいつは頑張っているから来年から5万500円」となることもあるのだとか…。こうした事情では食い扶持を求めて東京へ行ってしまうのも無理はありません。

しかし百田さんクラスになれば、十分なギャラをもらっていたことは予想されます。これは関西に限らず構成作家という仕事自体に言えることです。売れれば売れるほど、原稿を書かなくなってゆく、とは昔の大物構成作家あるあるでもあります。

フリとオチ

しかし百田さんの小気味よい文章センスは構成作家の仕事を通して培われたものであることは確かでしょう。

関西ならではのフリとオチの精神が生かされているのかもしれません。

「百田尚樹作! 戦時下で生きることを諦めなかった一人の青年と、彼を取り巻く人々の物語 永遠の0」の詳細を調べる

    
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