NHKスペシャルは「ものづくり」でもっとも恵まれた場所である

NHKスペシャルという番組があります。毎週日曜日の夜に、60分ないし90分の枠組みで放送されています。この番組はNHKの看板番組というべきものです。NHKスペシャルを担当することが、NHKのディレクターにとって最高の栄誉ともいえるものです。

NHKスペシャルには潤沢な予算が割り当てられています。資料に使うための経費もありますし、優秀なスタッフもいます。さらにNHKの機材も使えますし、さらに全国に張り巡らされている放送局のコネクションも使えます。

何よりも良いのはNHKスペシャルは企画が通ってしまうと、そこに対して半年なり1年なりの時間がかけられるということです。その間、給料は保障されています。これは考えて見るならば、そこらへんの映画監督やノンフィクションライターよりも断然恵まれた環境にあるといえるでしょう。


集中できること

実際、一つの物事に集中してとりかかるとなれば大変な労力を要します。何よりもその間の生活費などの問題が生じます。さらに出版業界の場合、経費の精算というのはあとまわしになります。海外取材を行う上で、最初から経費が出るというのは、かなり売れっ子で名前の通った作家でない限りありません。取材をして戻ってきて本を書いて、印刷出版されて、印税が入るのは半年以上先ということも珍しくありません。そうした環境では濃厚なノンフィクションを仕上げることは不可能に近いでしょう。

NHKのディレクターというのは「もの」を作る上でもっとも恵まれた環境にあるといえるでしょう。

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