ビデオの「ベータ」とは何か?

ビデオテープの規格としてはVHSが圧倒的に知られています。もう一つの規格であるベータについてはあまり知られていません。


ベータマックスとは

ベータとはソニーが販売していていた家庭用ビデオテープレコーダーの規格です。発売開始年は1975年です。その翌年に日本ビクターがVHSを発売します。その後、10年にわたって両者はビデオテープの規格として争いを続けますが、最終的にはVHSが勝利します。その後ベータは見る影もないといった状況になってしまいます。なぜベータが敗れて、VHSが勝利したのでしょうか。

参入企業の多さ

まずベータは、ソニーのほか、東芝、三洋電機、アイワ、NECなど開発メーカーが限られていたことがあげられます。対するVHSは、他社にもその規格を公開して、多くの量産機を生み出すことになります。中でも家電製品の大手である松下電器をVHSに取り付けたことが大きな勝因といわれています。さらに、2時間用の録画テープを早くから売り出していたことも功を奏したといえるでしょう。ベータは後年になって長時間録画用のテープを販売しますが、当初は30分や1時間といった限られた時間のテープしかありませんでした。画質を考えればベータの方が良いということはよく指摘されるのですが、安く便利なものにユーザーが飛びついた結果、ベータよりVHSが勝利することになったと言えるのではないでしょうか。

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