ちょこっとしたバイアスが!! 視聴率はどこでどうやって決めているの?

誰しも好きなTV番組の1つや2つは持っているもの。毎週その時間を楽しみにしていたのですが、視聴率が低く、泣く泣く打ち切りになったという経験はないでしょうか。番組の存続に大きく関わる視聴率はどうやって求められているのでしょうか。今回は、ネット全盛期だとは言っても影響力が大きいテレビの視聴率について解説していきます。


1. 視聴率調査地域の決定

かつては「電波が届きやすいところ」で視聴率調査を行なっていました。東京都の放送局を例にとると、放送局によって神奈川県寄りに調査地域を設定したほうがいい場合と埼玉寄りの方が有利な場合があります。加えて、調査地域の設定変更は殆ど無いため、放送局の綱引きが行われていました。本来ならば、過不足無く平等に視聴できる範囲を調査地域とすることが必要だったのです。

現在、視聴率を調査するための会社であるビデオリサーチ。1962年の設立当初は都内数百の家庭のみを調査したものですが、現在では東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県、静岡県の一部(熱海市、伊東市)が調査地域に定められています。

■視聴率調査の標本抽出

市長室調査の対象となる世帯はどのように決められるのでしょうか。もちろん、調査対象になりたいと声高に叫ぶ人を選ぶわけにはいけません。なぜならば、その調査で得られた結果は偏ったものになってしまうからです。

調査対象を選ぶ場合は、例えば関東地区の場合、全世帯約1700万世帯から無作為に選ぶというものです。

  1. 関東地区の調査地域に含まれるすべての国勢調査の調査区を行政単位別、調査区の順に並べる
  2. 調査地域内の世帯数を合計し、総世帯数を計算
  3. 総世帯数を調査サンプル数(600)で割り、抽出間隔を計算
  4. 乱数表を用いて一番目のサンプルとなる世帯を決定
  5. 一番目のサンプルとなった世帯に、3で求められた抽出間隔を順に加えて、調査地点の抽出番号を計算
  6. 国勢調査の調査区一覧の世帯数を加算して、5で求めた抽出番号を含む調査区を選出
  7. 6の調査区の地点地図を作成
  8. 7の地点地図に一定のルールで番号をつけ、抽出番号に該当した世帯を対象とする

これから放送局は視聴率に変わる何かを見つけ出す必要がありそうです。

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参考本

「視聴率の正しい使い方(藤平芳紀)」

    
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