最近、笑えない「笑っていいとも!」はなぜ笑えなくなってしまったのか?

ネット上でも話題になっていますが、最近の「笑っていいとも!」ではタモリ氏が画面に見当たらない場面がよく見受けられます。「体調不良か!?」「司会降板の兆しなのか!?」とさまざまな憶測が飛び交っています。

「関係者によると、『思い切った改革』らしい」という声も。「森田一義アワー」なのにもかかわらず、タモリ不在の「いいとも」は、この思い切った改革で番組がさらにおもしろくなるのでしょうか? 今回は、もっとおもしろくなってほしい「いいとも」に筆者が求めるリクエストを紹介します。


何が起きても「笑っていい」んだよ! 

7月11日(木)の「笑っていいとも!」は、オープニングから攻めていました。ロバートの秋山さんが褐色の上半身をあらわにし、コーナーゲストとして登場。おもしろすぎるその体つきで、例の体モノマネをオープニングコーナーで何度も何度も披露しました。

レギュラー陣、アンタッチャブル山崎さん、鶴瓶師匠らは、「昼」「生放送」「いいとも」という状況のなか、くだらなすぎる秋山さんの体モノマネを大いに楽しんでいました。まるで、客のように楽しむその様は、「おいおい!いいともでやりやがったなぁ〜!」という嫉妬も混ざっていたかもしれません。

「いいとも」を視聴者がおもしろく感じるべきポイントは、この「やりやがったなぁ〜、いいともで!!」と出演者が共演者に嫉妬している瞬間だと思います。確かに、豪華ゲストとタモさんとのトークも見逃せない一幕ではあります。しかし、それ以上にレギュラー陣が“生放送の危うさ”を思う存分楽しんでいるときこそ、「いいとも」がピークを迎える瞬間ではないでしょうか?

生放送でどんな事故やアクシデントが起こっても、「笑っていいとも」と思わせてきたタモさんです。過去には、テレフォンショッキングに素人が乱入したり、客席からタモさんに「いいとも終わるって本当ですか?」と質問が飛んだりしました。そんなアクシデントも「笑っていいとも」とタモさんは、30年の長きに渡り教えてくれていたのではないでしょうか。

客席がすべてを冷めさせている

11日(木)放送のロバート秋山さんの体モノマネは、決してアクシデントでも放送事故でもありません。しかし、視聴者でももはや共有できる「生放送で、しかも、いいともで、裸体登場」はかなり攻めています。

この生放送ならではのドキドキ感が、視聴者にあまり伝わってこないのはなぜでしょうか? それは、観客のせいでしょう。「イケメン」「女優」「モデル」「子役」にだけ盛り上がる女性だらけの客席は、生放送のドキドキに引く以外の対応をまったく知りません。

かつてテレフォンショッキングゲストのリリー・フランキーさんが恋人としてダッチワイフを紹介したときも、客席は凍り付きました。ドン引きだったわけです。アルタのステージにダッチワイフが登場する、という現前の出来事をドキドキして楽しむというやり方で消化することができないのでしょう。リリーさんにいたっては、あえて、確信犯的にドン引きさせようとしたに違いありません。「お前ら、ぬるいんだよ。こういうことも起きるかもって、なんで想像すらしてないんだよ」という声さえ聞こえるようでした。

一度、客席に男だけを集めて、女人禁制で生放送をやってみてはどうでしょうか。そうするだけで、番組の盛り上がりは明らかに変わるはずです。タモさんがまだレイバンのサングラスをかけていた頃、ある雑誌のインタビューでこう答えています。「女は笑いがわからない」だからこそ、タモさんはどんなことが起きても「笑っていい」んだよ、と平日の昼に女性に向けて生放送を続けているのかもしれません。

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