わたしたちはみんな "ネット・バカ" になっている?インターネットがわたしたちの脳にしていること

人がインターネットを使うようになって、人の行動は大きく変わってきました。とても多くの恩恵を人類にもたらしているインターネット。でも与えているのは良い影響ばかりではないかも、ということも考えたほうが懸命かもしれません。今回ご紹介するのは、インターネットが人間の脳にどう影響を与えているのか考察した1冊です。

脳というのは、経験や行動に応じて、絶えず変化をする部位です。もちろん、テクノロジーによっても影響を受け変化し、インターネットもその例外ではありません。ではインターネットの利用によって、人の脳はどのような影響を受けているのでしょうか。

筆者は、ネットが脳に与える様々な影響について本書の中で語っています。本を読むときは脳の中で豊かな結合が生じますが、本を模したネットでは、結合が起こらず、内容を深読みできていないという思考力の欠如。リンクがついた文章の方が読む時間がかかり、テクストを追うのに苦労するようになっている。リンクが少ないほうが理解度が高まるなど、ネットによって集中力が散漫になっていると筆者は述べています。

また、頻繁にメッセージが飛んでくるため、思考が中断され、理解力が低下。本来、優れているはずの脳の長期記憶を使用せず、記憶をウェブという外部記憶に頼ることによって思考力が低下していくという弊害が生まれるなど、様々な悪影響が私たちの脳には起こっているということが伝えられています。

インターネットの登場により、便利になったことも数多くありますが、このまま"ネットバカ"になってしまわないように自分の脳をもっと使ってあげるよう意識することが大切なのかもしれませんね。

「ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること」の詳細

    
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