プライバシーポリシーの変更でGoogleは大先生から大魔王へとその身を落としてしまったのか?

先日、Googleがプライバシーポリシーの変更を行いました。変更が行われてから、まだそれほど日数も経過していません。どんな言葉でも検索窓に入力すると答えを表示してくれたGoogle。そんなGoogleを先生と称していたネット民も、プライバシーポリシーが変化したことで、手のひらを返したようにGoogleを大魔王と揶揄する人も現れたりしました。さて、本当にGoogle大先生は大魔王となってしまったのでしょうか。


■プライバシーポリシーの変化とは

Googleの新しいプライバシポリシーには、端末の情報やログの情報、さらには現在地情報などをユーザから収集することが明記されています。つまり、検索キーワードやIPアドレスなどの情報、さらにはクレジットカードの番号まで収集されたり、YouTubeの動画の閲覧履歴が広告表示に反映されたりするようになるということになります。

これだけの情報が収集されてしまうのはこわいですよね。

■Googleは1984の再来か

私たちがGoogleの様々なサービスを使うことで、年齢や性別などの基本的な情報から、「今どこで何をしている」といったタイムリーな情報まで、ありとあらゆる個人情報がGoogleに保管されています。

仮に、もしもGoogle が集めた個人情報を悪用して、自社の利益のみを追求する姿勢をとった場合、ジョージ・オーウェルが「1984」で描いたような監視社会がやってくるのではないかという疑念もあります。

■Don't be evil

ただし、忘れてはいけないことがあります。Googleの行動指針の1つには、「邪悪になってはいけない(Don’t be evil)」というものがあります。膨大な量の個人情報を集めることが可能となっているGoogleゆえの行動指針。

Googleは世界を変えるという壮大な目標も持っています。世界を変えていくために新しいビジネスを次から次へと行い、時には合法か違法かわからないグレーゾーンに入ることもあります。そうしたときに自分たちが邪悪な存在となってしまわないように、「邪悪でない存在である」ということを行動指針とし、自分たちを戒めているのです。

周囲から見れば、とてつもなく大きな力を持ったGoogle。「邪悪になってはいけない」という行動指針をもって突き進むうちは、とても便利なサービスを世に送り出し、世界を変えていきます。ただし、一旦、邪悪になってしまったら、多くの情報を持っているために悪用することもできてしまうため、その影響力が一転して社会を恐ろしいものに変えていく大魔王のような存在になってしまうかもしれません。

Google は私たちにとって変わらず大先生です、今のところは。それが一転して大魔王となってしまわないよう、今後のGoogleのあり方に注目したいところです。ただ、もし大魔王となってしまったとしても、私はGoogleのサービスからはもう離れられないと思います。これまでと変わらずGoogleがダークサイドに落ちてしまわないことを祈るばかりです。

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