現代アートを買って楽しむ

現代アートというとなんだかよくわからないものといったイメージがあるでしょう。しかしながら、そうしたものに思わぬ高値がつき話題となることもありますね。そうした現代アートは鑑賞ばかりではなく、買ってみてはどうだろうかと問いかけている本が、宮津大輔による『現代アートを買おう!』(集英社新書)です。


普通のサラリーマンのアート収集

著者は現代アートに関わる仕事をしていたり、あるいは大金持ちというわけではありません。普通の会社員でありながら現代アートをコレクションしています。そして、そのユニークなコレクションが注目されています。芸術作品には、後に購入時の数十倍の価格となる作品もあります。それを選び抜くことが出来れば、かなりの目利きだと言えるでしょう。

作品のすべて

本書は、現代アートを楽しむための鑑賞法というよりは、作品の保存や保管といった具体的な手段について記されています。特に日本は高温多湿な環境ですから、絵画など繊細な芸術作品にとっては大敵の環境とも言えるかもしれませんね。そうしたなかでどのような対策をしているのか。お金がない中においてどう購入・手入れしているのかといったことが記されています。さらに美術館への作品の貸出や、売却の手順などについても説明しています。いわば現代アートをただ鑑賞して楽しむばかりではなく、手元に収集してコレクションをしていくという、もうひとつ上の楽しみ方を取り上げているのです。アートに興味がある人には最適な本でしょう。

    
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