ネット上から見極める販売店の評価

ネット全盛時代となった中古車選びも、最終的には直に販売店へ出向いて実車を確かめることに変わりありません。クルマの良し悪しと同じくらい、付き合う店の良し悪しを見極めることは購入の際の重要なポイントです。「ネットに騙されない本当の中古車選び」(野瀬貴士著)では、今の時代にマッチした販売店のチェック法が紹介されています。


まずはネットの口コミから

その店が優良店かどうかを見極めるのに、まず押さえておきたい指標がネットの口コミだと、本書の著者である野瀬貴士さんは言っています。
カーセンサーやグーなどの大手ポータルサイトには、店ごとのクチコミ情報や販売店レビューなどの項目があり、これを元に良し悪しを判断することになります。
また、本書ではポータルサイトのほかに、「Googleマイビジネス」をチェックする方法も取り上げられています。こちらは中古車に詳しい人だけじゃなく、一般の人の声も入っているので、より客観的な評価を見ることができます。そのほか、FacebookなどのSNS上で見つかるレビューでも同じことが言えるでしょう。

販売店公式サイトの見方

その店自身の公式サイトにも、「お客様の声」を掲載しているページはあります。これも当然評価の参考になりますが、店によっては“ヤラセ”とはいかないまでも、好意的な評価だけを載せているなど“盛っている”ことが考えられるので要注意です。
このようなワナにはまらないために、まずはその店の整備や保証の内容、アフターケア、さらに客観的な口コミなどを確かめておくことが肝心です。

サイトの更新は頻繁か

さらに、そのサイトが頻繁に更新されているかも確認するべきポイントです。サイトづくりに手間ひまをかけているということは、それだけお客さんを意識している店と判断できるのです。さらに、公式ブログなどもあれば合わせてチェックしておくべきだと野瀬さんは言っています。
実際、中古車に限らず、サイト上の最終更新日が数年前のままという店では購買意欲が薄れるというものです。

クルマの写真からもチェック

野瀬さんは、ポータルサイトや店の公式サイトに載っている写真にも注目するといいと指摘しています。
クルマの角度や背景、明るさなど細かい見栄えに気を使っている店ほど、お客さんのことを考えている証拠です。これもサイト作りに手間を掛けているのと同じですね。

優良店は情報提供も充実している

いまや、写真の撮影や掲載、ブログのアップなど、その気になれば様々な情報を簡単に発信できる時代です。手間をしっかりかけているかどうかは、店の姿勢を見極める明確なポイントの一つと言えるでしょう。「優良店には、たくさんのお客さんが集まっています。そして、たくさんのクルマを売っています。その上で、得られた利益をきちんと情報提供に活用しているものです」と野瀬さんが言うように、中途半端な店にハマらないよう、買う方も店の姿勢を見極める正確な目を持ちたいものです。

「ネットに騙されない本当の中古車選び」
野瀬貴士 啓文社書房 11月22日

足立謙二(ライター)
1966年生まれ。さいたま市出身。通信社記者を経てフリー。雑誌、ニュースサイトなどに執筆。得意ジャンルは昭和カルチャー、特撮、アニメなど。

    
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