正月が来る前に、正月の本来の意味をおさらい

もういくつ寝るとお正月、という歌がありますが、11月になるとお正月までは本当にもうすぐです。1月1日なんて、まだまだ先なんて思っているあなた。本来、お正月は12月半ばから始まっていると知っていますか? 門松に注連縄、鏡餅などなど、日本人だからといって、それらの意味するところを知っている人は、それほど多くないのではないのでしょうか。正月は1年の中でも特に大切な行事。正月にまつわる事柄の意味を今一度おさらいしておきましょう。


■事はじめと事おわり

正月とは、歳神(歳徳神)を迎え、その年を祝う行事です。

正月行事は「事はじめ」から始まり、「事じまい」に終わります。この「事はじめ」が煤払いになります。これは歳神を迎えるための大掃除のことで、今は年末に行われるのが多くなっていますが、古くは12月13日がその日とされていました。そして「事じまい」は1月15日の小正月で、地域によって鏡開きをしたり、正月飾りを焚き上げたりします。正月行事は元旦をはさんで、およそ1ヵ月続くというわけです。

■鏡餅

古くから、稲作文化のある日本では、餅は稲の霊力を宿したものとして尊ばれました。正月以外でも、日本の行事の節目節目で餅にお目にかかることからも、重要さがわかりますね。

正月に食べる雑煮も、餅がなければ始まりません。古来、雑煮とは、その土地その土地の山や海の幸といった、雑多なものを具としていますが、大事なのはなんといても餅。餅に宿った歳神の御霊を分けて授かり、副寿を願って食するものなのです。正月にかかせない鏡餅は、その形に意味があり、三種の神器の鏡の見立てと言われています。

■お年玉

お年玉も実はお餅に関係しています。現在は、子供たちに与える金銭になっていますが、本来「年玉」は歳神が御霊分けによって配する副寿を意味する「歳魂」なのです。そのため、かつて一般的には、お年玉は金銭ではなく、小餅が配られていました。

これから年末に向かい色々と忙しくなりますね。寒さに負けずに無事新年を迎えたいものです。

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「正月飾りの準備をしよう!」

参考本

「47都道府県・伝統行事百科(神崎 宣武)」

    
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