季節はとうとう冬。これから行われる主な伝統行事

立冬も過ぎ、そろそろ本格的に冬がやってきます。そうなると気になってくるのが、これから年末へと向かい開催される行事の数々。毎年恒例の酉の市も、今年は11月8日に一の酉が行われました。今年話題となったレスリングの吉田選手などをあしらった、大変御利益のありそうな熊手も登場したとか。四季のはっきりとした日本には、季節によって様々な伝統行事があります。そこで、これから行われる冬の主な伝統行事を確認してみました。


■酉の市

そろそろ年末を感じさせる頃の祭と言えば、東京では「酉の市」が有名です。11月の酉の日に催され、今年は8日に一の酉が、20日に二の酉が開催されます。普通は2回ですが、年によっては3回あることも。ちなみに今年は2回だけです。

特に有名なのは浅草の鷲神社のもので、浅草界隈では様々に飾り付けられた熊手を売る店が立ちます。熊手は枯れ葉をかき集める掃除用具ですが、「金銭をかき集める」などに通じて、商売繁盛の縁起物とされてきました。

■戎まつり

上記の東京の酉の市と比べられる祭として、関西では「戎まつり」があります。戎とは恵比寿とも書き、ビールの銘柄などで誰もがよく知っている商業の神様です。この祭で人々は、縁起物を取り付けた笹を買い求めていきます。関東での熊手が、関西では笹になるのです。

もともとはどちらの祭も「商売繁盛」の意味あいが強かったのですが、近年では、商人以外の人々も買い求めるほど、一般の人にも馴染み深い祭となりました。

■冬至

冬の伝統行事といえば冬至で、小豆粥や冬至南瓜などを食すことで有名です。小豆粥について、小豆の赤色は古来より邪気を払うとされたことによります。また、この時期は農閑期ですが、南瓜は冬でも食べられる貴重な野菜であり、生命力の強さを表し、冬に南瓜を食べると風邪をひかないとも言われることから、南瓜粥が食されるようになりました。
また、冬至にはユズ湯がつきものですが、ユズ湯に入るには禊ぎ意味があります。旬のユズはとても香りが強いため、その強い香りが邪気を払うとされたのです。同時に、血行を促進し風邪の予防にもなります。まじないとしても、実際の効能としても、ユズはとても重宝されたのです。

これから年末に向かい伝統行事に仕事に掃除に、と色々と忙しくなりますね。寒さに負けずに無事新年を迎えたいものです。

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