葬儀の手配はどうすればいい? 死亡の手続き、葬儀社の依頼

通夜、葬儀で手配することはたくさんあります。今回は、死亡の手続き、葬儀社の依頼などを紹介します。


危篤前

医師から危篤を告げられたら、家族を最優先に、親しい親戚などに連絡しましょう。また、本人が会いたがっている人に連絡します。急いで電話をかけ、状況を手短に説明し、病院の名前、所在地、電話番号、道順を伝えます。

死亡を確認したら

まず、医師に死亡診断書を書いてもらいます。そして、親族に死亡を知らせます。

末期の水をとる

「末期の水」とは「死に水」のことで、割り箸に脱脂綿を巻いたたものや筆に水を含ませ、故人の唇をうるおすことです。その後、遺体を清めます。以前は「湯灌」といい、水にお湯を足した逆さ水に浸した手拭いで身体を拭き清めたものですが、最近はアルコール清拭がほとんどです。最近は病院で最期を迎えることが多く、その場合は、清拭は病院側がします。

葬儀内容を相談する

次に、葬儀内容を親族で相談をします。まずは、喪主を決めることから始めます。

1. 喪主を決める

喪主は遺族が話しあって決めますが、故人の配偶者や長男が務めることが多いです。喪主が未成年の場合は、親戚などが後見人をします。故人に近親者がいない場合は、友人などが「友人代表」もしくは「世話役代表」となり、喪主の役割を果たします。

2. 喪主の役割

通夜や葬儀の形式を決め、打ち合わせを十分にしたあとは、喪主は、遺体に付き添い、弔問客のお悔やみの言葉を受け、故人にかわってあいさつをします。

3. 世話役代表を務める人は?

通夜や葬儀の形式については、喪主が決定しますが、式典全般の細かい進行については、世話役代表にお願いするのが一般的です。

また、世話役代表は、喪家の内部事情をよく理解していて、席次や焼香の順番、受付、会計、接待なども引き受けます。遺族で相談して、社会的経験が豊富な人にお願いします。親族、親しい友人、上司から選ぶことが多いです。

予算を決める

葬儀にはかなりの費用がかかります。冠婚葬祭に関するビジネスはリピートがなく高額になりやすいです。予算をきちんと決めた上で、どこに依頼するかを決めましょう。

葬儀の依頼先を決める

葬儀社に依頼をするのが一般的です。葬儀社は、棺、納棺用付属品、祭壇、装飾、焼香具、忌中札、霊柩車、骨壺、骨箱など、納棺から葬儀終了までを手配し、段取りよく進めてくれます。貸衣装、葬祭場の手配、料理や飲み物の手配、会葬御礼、参列者のための車の手配なども頼むこともできます。

日程を決める

亡くなった日の当日か翌日に通夜を営み、その翌日に葬儀・告別式をします。ただし、火葬場は友引の日は休みになり、その日は葬儀・告別式はできません。その場合は1日ずらし、本来の通夜の日に仮通夜をすることが多いです。

また、死後24時間は火葬はできないと法律で決められています。また、火葬場の予定がいっぱいの場合、火葬場の予定も合わせて日程を決めます。

寺に連絡する

菩提寺または、近くにある菩提寺と同じ宗派の寺に連絡をします。菩提寺がわからない場合は葬儀社に依頼すれば手配をしてくれます。

寺へ連絡する際は、故人の名前、死亡時間、享年、生年月日などを伝え、枕経の依頼をしましょう。枕経の際に、お通夜、葬儀、初七日の法要の打合せをします。

1. 通夜の前までに戒名を

戒名は、故人が成仏し、仏弟子になる証です。ただし、浄土真宗では戒名といわず法名というなど、宗派によってつけ方が異なります。通夜の前までに、菩提寺の住職に頼んでつけてもらうのが一般的です。

2. 遺影と白木の位牌を祀る

戒名が決まると、僧侶が白木の位牌の表に戒名を、裏に俗名(戸籍名)、没年月日を書き入れます。この白木の位牌は通夜、葬儀・告別式の間、遺影とともに祭壇に安置され、葬儀の後も、遺骨と一緒に、忌明けの四十九日まで祭壇に祀ります。白木の位牌は納骨時に菩提寺に納め、以後は漆や紫檀などの位牌に替えます。

遺影を用意する

遺影は故人らしく、明るい表情の写真を選びましょう。祭壇に飾る故人の写真は、モノクロが普通です。カラー写真しかなくても、背景や服装は葬儀社に加工してもらうことができます。

退院手続きをする

死亡診断書を受け取る

医師から死亡診断書を受け取ります。死亡届は死亡診断書と対になっています。医師から死亡診断書を受け取ったら、左側の死亡届に必要事項を記入して市区町村役所へ提出します。市役所、生命保険などの手続きにも必要になります。

入院費用の精算を行う

入院費用の精算を行いましょう。また、死亡が確認されると、故人名義の預貯金口座はいったんクローズされ、遺族でもお金を引きだせなくなります。病院の費用、葬儀費用など、故人のお金を引きだす必要がある場合は、死亡届を出す前に、預貯金を引きだしておくようにしましょう。

遺体の搬送を行う

病院にいつまでも遺体を安置しておくことはできません。最近は、自宅に戻らず、病院から通夜や葬儀が行なわれる葬祭場に直接搬送したり、通夜や葬儀の日まで葬祭場にあずかってもらうケースも増えています。

自宅の場合はスペースを確保しよう

自宅に遺体を安置して通夜や葬儀を行うとき、スペースを確保しましょう。

次は、枕飾り、納棺などに関する作法を紹介します。

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