お通夜の流れと基本マナー【仏式・神式・キリスト教式別】

お通夜は葬儀前夜に夜通しで行われる儀式です。遺族や近親者は夜通し故人の側で過ごします。最近は、1時間程度の読経を終えた後、1~2時間の通夜振る舞いへと続き、お開きになる半通夜のケースも増えています。日本のお通夜は90%以上が仏式です。それでは、仏式、神式、キリスト教式のお通夜の参列マナーを紹介します。


10分前に到着

通夜会場に早く到着するとまだ準備中のケースも有ります。早くつきすぎるから良いというわけではありません。指定された時間の5~10分前ぐらいに到着するようにしましょう

地方の違いは尊重

通夜や葬儀のしきたりは、地方によって大きな違いがあります。伝統的なしきたりを重んじた方法にこだわりを持っている場合は、できるだけその思いを尊重して振る舞うように心がけましょう。

通夜の流れ

1. 受付

受付でお悔やみを述べ、香典を差しだし、記帳します。

2. 着席

通夜では、基本的に遺族は弔問客を迎えません。もし遺族が挨拶を受けている場合は、お悔やみの言葉を手短に伝えます。弔問客の席は特に決められていないので、先客に一礼してから、順に詰めて着席しましょう。

3. 僧侶の入場

僧侶が入場し、開式します。

4. 読経

読経が始まってもしばらくの間はお経を拝聴します。

5. 焼香

読経の途中、係の人が「お焼香を」と声をかけるので、喪主、近親者、親族、以後は席順に従って、順番に焼香します。通夜では「通夜振る舞い」が用意されているものです。「通夜振る舞いにどうぞ」と声をかけられたら、口をつけるのが礼儀とされているので、時間の許す場合は、焼香後、再び着席するようにしましょう(焼香後、帰るのはマナー違反ではありません)。

6. 読経終了

読経は30分ほどです。宗派によっては、読経の後、僧侶が参列者に向きあい、法話をする場合があります。

7. 僧侶の退場

僧侶が退場します。

8. 喪主の挨拶

喪主が参列者にお礼の挨拶をします。

9. 通夜振る舞い

喪主、遺族から「通夜振る舞いの席へどうぞ」と声をかけられたら、遠慮せずに席に加わりましょう。

参考リンク

「通夜見舞い、通夜ぶるまいのマナー」

10. 退席

通夜振る舞いは途中で退席しても失礼にはあたりません。あまり長居せず、頃合いを見計らって退席するようにしましょう。退席するときは、喪主・遺族に挨拶しますが、取り込んでいるときは世話役に挨拶して辞去します。

神式のお通夜

仏式の通夜は、神式(しんしき)では「通夜祭」と言います。通夜祭に続き、故人の霊を霊璽に移し留める式を「遷霊祭」といいます。神社は死を忌み嫌うため、通夜は神社では行わず、自宅か斎場で行います。通夜や葬儀を司る神職を「斎主」と呼び、普通は神社の神主が行います。

キリスト教式のお通夜

キリスト教では本来、通夜は行いません。しかし、日本独自の習慣にならって、葬儀の前の日に故人にゆかりのある者が集まり、礼拝をします。カトリックでは「通夜の祈り」、プロテスタントでは「前夜式」といいます。聖歌や賛美歌を歌い、神父や牧師による聖書の朗読、仏式の焼香(神式の玉串奉奠)の代わりに献花を行ないます。

席次のマナー

通夜や葬儀での遺族の席次は、故人との縁の順に棺に近いところから座っていきます。喪主が棺に一番近い場所に座ります。また、祭壇に向かって右側が遺族席となります。関係者は左側に座ることになるが、このときも故人との縁の深い人から順に席次を決めていくのがマナーです。

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