遺伝子がわかれば生きやすくなる! TVにひっぱりだこの生物学者・長沼毅が教える、あなたの「個性」とは

「やりたくない仕事をこなす」「自分に向いていないことをやらされる」……。
社会に出るとそんな経験ばかりですよね。本当なら誰だって「嫌なこと」をせずに生き、ストレスフリーな毎日を過ごしたいはずです。しかし、「そうはいかないんだ」と自分にムチを打って我慢をするに落ち着いてしまうのが多くの人が取る手段なのではないでしょうか。

なぜ人間は生きるだけでストレスを感じてしまうのか? その疑問を書籍『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』の著者でもあり、TV番組「嵐にしやがれ」「プロフェッショナル 仕事の流儀」などに出演した話題の生物学者、長沼殻氏がお答えします。


遺伝子はあなたの個性も決める

人類の行動や情動は全て遺伝子による設計図によって定められます。スポーツが得意、歌が上手いということは遺伝子によって決定づけされるのです。人それぞれ千差万別である遺伝子は得意、不得意から向き、不向きまでの指針となります。いわば個性は遺伝子によって定められるのです。この自分の持っている個性を知り、そしてそれに合っている環境を見つけ出すことがあなたの「心地良い人生」へたどり着く方法です。

遺伝子が奏でるコンサート

昨今では「遺伝子診断」が可能になりました。遺伝子を構成しているDNAの塩基「A」「T」「G」「C」の配列を調べ、がんなどの疾病リスクや生まれながらの体質も調べることができます。

ただ、ひとつ問題があります。この結果が全てその通り実現するかは、まだわからないのです。遺伝子検査ではどのような配列であなたの遺伝子が組まれているのかが判明するだけであり、それらの遺伝子がいつスイッチオンになるのかはまだ解明されていません。最近の学説ではコンサートの指揮者のように遺伝子を指揮する「マスター遺伝子」が存在し、どの性質を持つ遺伝子を発現させるかコントロールをしていると考えられています。

人に言われるのが自分の個性

では、何を自分の個性の判断材料にすれば良いのかとなりますね。私は、「お前っていつもこうだよな」といつも言われることが個性だと判断しています。無意識のうちに発揮されるものがあなたの生まれ持った個性なのです。「怒りっぽい」や「忘れっぽい」など人それぞれが持つ特徴が個性であり、それは遺伝子に基づいています。

それがわかれば、不足部分を補う振る舞いができます。たとえば「忘れっぽい」のであれば、自分ひとりでおぼえているのではなく同僚や部下にリマインドを頼めば良いのです。そうして小さなことを積み重ねていくと、自分にとって生きやすい環境が手に入ります。

遺伝子によって設計されたあなたの個性は、自分で自分を理解することでより新たな対策や予防準備を提示してくれます。疲れを感じたら、「自分ってどんな人間なのかな?」と振り返ってみるのがいいかもしれませんね。

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