仏教に学ぶ! 緊張しないで会話する方法

あがり症の方がなぜ人前で話すことに緊張し、苦痛が生じるかというと、自分が失敗することで、「ダメな人だと思われたらどうしよう、失敗してマイナスの評価を与えられたらどうしよう」という「慢」の煩悩ゆえの思考が先走っているからです。そこにいる人たちとの関係において、「自分で勝手に考えすぎて緊張している」のです。今回は、仏教に学ぶ緊張しないで会話する方法を紹介します。


■相手をよく観察する

あがり症の方は、相手が一人であれ複数であれ、人と対面した時に相手をよく観察することによって距離感をつかめれば、余裕を持つことができるようになってきます。相手のふるまいや表情をよく見ておくことで、相手の感情をズームアウトしたような感じ、いわば鳥瞰図的に全体を見渡している感じになります。そのうえで、感情にはフィードバックしないということです。

■目を閉じると集中できる

寺院などの半眼のお釈迦様は見ているのではなく、強い集中状態をつくりだそうとしています。瞑想には、目を完全に閉じてしまう方法と、目を半ば閉じて視界を狭めるという2つのやり方があります。見るという行為には大変大きなエネルギーを使いますので、見るという機能を全部、あるいは半分シャットアウトして、強い集中力を形成するのです。

自分の心が乱れそうになった時、いったん視界を遮断して、自分の心の動きに集中し直す。これは一般の方にも使える、心のコントロール法です。動揺した時や緊張してしまった時、いったん目をつむるか半眼にするなどして呼吸に意識を向けてみます。たとえばプレゼンテーション中に緊張して頭の中が真っ白になってしまった時は、思い切っていったん目を閉じ、呼吸に集中してみるのです。

■頭が真っ白になったら思考を中断しよう

また、緊張した時は、うまくいきたいという欲に駆り立てられています。その煩悩が引き寄せるドキドキ感ゆえに思考のノイズが心を占拠してしまい、頭の中が真っ白になり、今度は「このままではまずい、何とかしなくては!」という怒りの思考が暴走してしまいます。

この反射的思考を止めるべきなのです。焦っても、怒っても、どうにもなりません。いったんその焦りを止めるべく、いまやっている行為を中断するのです。何を話すべきか忘れてしまった時は、目を閉じて視覚情報をシャットアウトして集中すれば、何を話すべきだったかが戻ってきます。「どんな時でも、そうしたいと考えたら、そうなる」というのは間違いです。「そうしたい」という考えは煩悩ですから、そう思えば思うほど心は空回りし、何を先に言うべきか混乱して頭が真っ白になるだけです。まずは一度やっている行為と思考を中断して、クリアな原点に戻ることが大事です。

緊張しないで会話をするために、試してみてはいかがでしょうか? 仏教から学ぶことはたくさんありますね。

「仏教」の詳細を調べる

    
コメント