「昨日、入籍しました」「愛想を振りまく」は非常識な日本語です

私たちが日常使っている日本語。実は気付かないところで、非常識な使い方をしているかもしれないのです。例えば、以下の文は、日本語として正しいでしょうか?

「昨日、入籍しました」
「お求めやすい価格です」
「ファンの皆様に感動を与えたいです」
「あの子は愛想を振りまくのが得意だ」

実は…、全部不正解! 自分では正しいと理解しているつもりになっている言葉は、間違った使い方をしていてもその失態には気付かないのです。以下で詳しく、解説していきましょう。


「昨日、入籍しました」

正しくは、「結婚しました」。「入籍」は「既存の籍に入る」という意味です。現在の結婚は夫婦だけの独立した戸籍が新たにつくられるため、入籍とは言わないのです。

「お求めやすい価格です」

正しくは、「お求めになりやすい」。「求める」の尊敬の形は「お求めになる」です。これに「やすい」を付けた「お求めになりやすい」が正解となります。

「ファンの皆様に感動を与えたいです」

正しくは、「感動していただきたい」。「与える」は「相手の望みなどに対応するような物事をしてやる」という意味であり、無礼にあたります。

「あの子は愛想を振りまくのが得意だ」

正しくは、「愛嬌を振りまく」。「愛想」は「意図的に示す態度や動作」を表す言葉で、「愛想がいい」などと表現されます。一方で「愛嬌」は、「元々備わっているかわいらしさ。ひょうきんで憎めない様子」を表します。「愛想」のような意図的なかわいらしさよりも、本来のかわいらしさを表す「愛嬌」がこの例文の場合は適切なのです。

そこでオススメしたいのが、新刊図書の『知らずに使っている実は非常識な日本語』(アスコム刊)。本書は、上記の用例も含め、多くの方が用法や意味を勘違いして、非常識な使い方をしてしまう日本語を多数収録しています。また、その日本語が正しいかどうかを○×形式ではっきりと示しています。

著者は、「ことばおじさん」の愛称で親しまれた、NHKの元エグゼクティブアナウンサーであり、獨協大学で日本語の講義を受け持つ非常勤講師を務める梅津正樹。日本語のプロフェッショナルです。

本書を読むことで、常識があり誰にでも通じる日本語が身に付きます。

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