あなたの会話がウケない理由【前編】

友達や恋人、ビジネスであなたの会話はウケていますか? 会話が面白くないと決まる話も決まらなくなってしまいます。なぜあなたの会話はウケないのでしょうか? その理由を紹介します。


1. 緊張して頭が真っ白になってしまう

人前で話すことに慣れていないと、緊張からスムーズに言葉が出なくなります。そして、「ヤバイ!」と思い、一生懸命にその場を取り繕ろうとすると、余計に緊張してしまい、「えっと、あの」といった言葉しか出て来ず、頭の中が真っ白になってしまうのです。緊張しないで話すことが一番ですが、それでも緊張したら、開き直ることが大切です。

2. 無意識に笑いのハードルを上げている

相手を会話で笑わせたいと思っているときに、「面白い話があった!」という出だしは、非常に危険です。「面白い」基準というのは、人によって違いますよね? 自分が面白いと思うことが、必ずしも他人にとって面白いこととは限りません。最初にこの言葉を付けてしまうと、笑いのハードルがかなり上がってしまい、だれもが大爆笑するような話じゃないと、笑いを取ることはできないでしょう。この出だしだと、そこそこ面白い程度では、「そんなに面白くない」という印象になってしまいます。聞き手を過度に期待させてはいけないのです。

また、自分から「面白い話があった」と平気で言えるような人間は、相手に対しても「何か面白い話をしてよ」と平気でムチャぶりをしてきます。言った方は軽い気持ちかもしれませんが、話し手にはかなりのプレッシャーになっています。そういうときの返しとして、「例えば?」と聞き返す方法があります。そこで相手が、自分の中の「面白い話」を披露してきたら、あなたもそのレベルに合わせた話をすれば良いでしょう。もし相手が「俺は特にない」と言ってきたら、「そんなに面白い話なんてないよね」と同調しておけばいいんです。

自分で「面白い」とか「ウケた」とか言っても、聞き手には何も伝わりません。そんなことよりも、自分が体験した出来事や状況を、聞き手に適切に伝えることだけを心がけてください。ウケたかどうか、面白いかどうかを判断するのは、話し手ではなく、聞き手なんです。

3. 笑いながら話してしまう

ウケる会話の目的は、自分が経験したおかしな出来事を、聞き手にきちんと伝えて、なおかつ笑わせることです。自分が笑ってしまっては、聞き手には上手く伝わりません。さらに、話し手である自分が大笑いすると、逆に聞き手のテンションは下がってしまいます。

そもそも、芸人さんを見ていても分かる通り、笑いのプロたちはだれも笑いながらボケたり、ギャグを言ったりしないですよね? プロの世界では、「誘い笑い」という手法(話し手自身が笑うことにより、聞き手を笑いやすい状態にするテクニック)もありますが、一般的におかしなことを言うときには、真顔で話すのが基本です。

4. 自信がないためオチのキレが弱い

これは、最後のひと言がなければ、面白いエピソードだったと思います。しかし、本人の自信のなさから、自らウケない雰囲気にしてしまいました。話し始めは意気揚々としているのですが、聞き手の顔色や反応を伺うあまり、オチの段階で声が小さくなったり、オチの後にその説明をしてしまうといった蛇足的な言葉を付け加えたりしてしまう人がよくいます。いったん話し始めたら、結果がどうあれ、勢いよくゴールのテープを切るしかありません!

自信がない話し方は、せっかくの面白い話をもつまらなくしてしまいますよ。それに、「面白いこと」を職業にしているお笑い芸人さんは別ですが、私たちが日常で会話をする場合、実際そんなに面白い会話を期待されていません。だからこそ、この本のテクニックを身に付けて、少しでもウケる会話ができるようになれば、「かなり面白いやつ!」という印象を与えることができるんです。だから、「自分の話は面白くないんじゃないか?」と卑屈になる必要はありません。そもそも聞き手は、そんなに期待していませんから。

でも、この例のような会話をする性格の人は、自信過剰な人より断然いいと思います。こういう人は、より面白く伝えるためにどうしたら良いかを真剣に考える人だからです。

5. 正直過ぎて話のネタが弱い

見たまま、体験したままを、バカ正直に伝える必要はないんです。ウケる会話にとって多少の脚色は、話を面白くするための調味料だと思ってください。

中編でも引き続きあなたの会話がウケない理由を紹介します。

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