「めんどくさい」はうつの症状?

毎日当たり前にやれていたことがやれなくなる。何かをするのが「めんどくさい」と思い始めたら、うつの初期症状かも知れません。危険信号は、日常のほんのささいなところにひそんでいます。


哲学者の遺書は「髭剃りがめんどう」

昔、「毎日髭を剃るのが面倒だ」と遺書を書き残して、自殺した哲学者がいました。
今朝、剃った髭が夕方には生えてくる。それを明日も剃る。夕方にまた生えてくる。
鏡に向かいながら永遠に髭を剃り続ける自分を想像し、ぞっとしたと言うのです。

外見を整える気力がなくなるのはうつの初期症状

自殺するにはあまりにも不思議な理由で、当時はちょっとした話題になりました。
うつ病が蔓延する現代社会では、それほど違和感のある理由でもありませんね。
うつの初期症状のひとつに、「外見を整える気力がなくなる」ということがあります。

鏡を見るのも嫌なら心をいたわって

鏡を覗いてお化粧するのが嫌になる。外に出るのが面倒くさい。
歯を磨いたりお風呂に入ったりという最低限のケアさえ怠るようになってくる。
もしも「自分のメイクに飽きた」という本心が、「鏡を見るのも嫌」ということだったら、あなたは相当ストレスにさらされているはずです。
ゆっくり休んで心をいたわってください。

メイクを思いきり楽しむ

単にちょっとばかりマンネリを感じているだけなら、メイク道具を一式買いそろえたり、友だちとお互いにメイクをしあったりするのもいいかもしれません。
新しいことをしたいなら、お休みの日に、思いっきりケバケバしいメイクをして遊んでみるのもいいし、基礎化粧にこだわって肌改造に取り組むのも楽しいですよね。

朝、よそ行きの自分を作り上げる

朝、素顔の自分に向きあって、肌の調子や顔色はどうだろうとチェックする。
今日はどんな色の口紅をつけようか、アイラインはどう引こうなどと考えながら、少しずつよそ行きの自分を作り上げる。

鏡の中の自分と対話を

鏡の前でメイクをするのは、自分の心に目を向けている証拠です。
メイクアップはなりたい自分に近づき、気持ちを引き上げていく大切な時間です。
これからも鏡の中の自分と対話してください。

【まとめ】

・昔、自殺した哲学者の遺書には、毎日くりかえす髭剃りへの無力感がしたためられていた。
・メイクがめんどう、外に出るのがめんどう、歯磨きや入浴さえ怠るなら、ストレスにさらされている。
・鏡の前でメイクをし、よそ行きの自分を作りあげるのは、自分の心に目を向けている証拠。
・なりたい自分に近づき、気持ちを引き上げるためにも、鏡の中の自分との対話は大切ですね。

★ 参考図書『心は1分で軽くなる!』 石野みどり著
自由国民社

    
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